2015-01-01から1年間の記事一覧

痛いところ

人間だれしも「痛いところ」を持っている。この真実は本人しかわからない。例えばAさんは沢庵漬けが食事メニューにあると露骨に怒る。Bさんはご飯にサツマイモが混ぜられていると食べない。これは食品アレルギーではなく、心的アレルギーなのだ。Aさんは…

千年の古狐

天声を読んでいると、大神様の直接のご指導として、「狐が15匹憑いちょる」「狸がついちょった」とか、同志がお祈りしていると狐が飛び出した、夢で見たとかいう体験が多く出てくる。ご説法にもあれには千年の古狐が憑いていたとかいう表現もある。たいてい…

神中心

人間中心の行じゃない。神中心の行をせよ。と度々大神様は教えられた。これを理解するのにキリスト教の隣人愛の定義が役立つ。人間が神を愛する。これが一番重要な愛である。人間Aが神様を愛する。すると神様もAを愛する。人間Bが神様を愛する。すると神様も…

実行だ

神教は実行だ。実行だ。と大神様は常に説かれた。同じ意味のことが老子にもでている。 道徳経第41章 上士は道を聞きては、勤めてこれを行なう。中士は道を聞きては、存するがごとく亡うがごとし。下士は道を聞きては、大いにこれを笑う。笑わざればもって…

神教Q/A

天声には昔Question/Answerの欄があって、皆が疑問に思うことが答えられている。答えは天声係が書く場合もあるが、天声係がわからない箇所は大神様に直接お聞きしてから答えを書いている。 Q1.神教と世間の慣行との矛盾についてはある程度…

ご説法抄録

わしは宗教の押し売りするのと違う。お陰いただきの信仰じゃない。人間として知らにゃならん時が来たから、本当の人間の道を教えてやるのよ。今までの信仰は神様をこきおろして利己に使おうとしていたろうが。動かぬ神の肚に動く人の心を合わせる。神行とは…

ご説法の一言

1.神教で人を縛るな。自分の肚を神の肚に合しておいて下がって優しく説いてやれ。 2.世は末法の世。魂と魂が食いつきあうから、互いに困った、困ったの地獄の世界に落ちていく。悪霊済度の正しい祈りをして一人一人が天に恥じない道を踏んでいきさえすれ…

昭和20年1月8日

この頃は日本は敗戦色濃厚で、各地で玉砕(部隊全滅)が相次ぎ、まもなく本格的な本土空襲が始まろうとしていた頃である。北村サヨ様(当時45才:大神様になる半年前)は肚の神様の命ずる修業を続けさせられて、翌日には天人の香が立ちだしていた。しかし世…

贅沢と質素

わしが東京へ行くと駿河台ホテルの者は「是非来て泊まってくれ」と真心から言うので泊まったが、晩飯の残りを、わしはそれを明日の朝食うからのけといてくれ、と言ってそれを食った。「よそからいろんな人や宗教家が来るが残り物を食べる人はいない。教祖様…

密かなメッセージ

昨日の「偽りの生活」の最後に「天声は35号(紀元11年11月号)以降は本文の一番先頭(表紙の裏)にお祈りの詞は常に印刷されている。」と書いたが、これは不正確で、大神様ご昇天の前後4年間は異なっていた。その変化の軌跡中に大神様ご昇天の予告の…

偽りの生活をやめよ 加藤泰山

Aさんの同僚は妻と幼い子どもを持ったサラリーマンであったが、小遣いに常に不足を感じていた。そこで自分の小遣いを増やす工夫をしていた。会社の給与振込の制度で、振込口座を2つに分けられるのを利用して、妻には第一口座のみ教え、第2口座の分を自分の…

神に高い高いをされる

赤ん坊をあやす時、高い、高いといって持ち上げると赤子は喜ぶ。神教の初期の同志は、神様から高い高いをされたと良く話されている。 典型例.天声379号大貝真五郎。大貝さんは末次平蔵さんから伝道された。大貝さんは「宗教心に浸っている時は心が落ち着…

ヨナ

マタイによる福音書 12:38 そのとき、律法学者、パリサイ人のうちのある人々がイエスにむかって言った、「先生、わたしたちはあなたから、しるしを見せていただきとうございます」。 12:39すると、彼らに答えて言われた、「邪悪で不義な時代は、しるしを求め…

座談会

天照皇大神宮教の草創期の雰囲気が感じられる座談会の記録がある。その一部である。 司会:最初に神教に入られた動機について。 A 私は病気を治していただいて。大神様は「医者は結核だと言おうが」とおっしゃいましたが、それこそ「火箸に紙をまきつけた」…

日本人のバカ

大神様は良く日本人のバカとご説法で言われた。これはアメリカ・ハワイなどでは、大神様を見聞きして、すぐに神様とわかる人が多いのに較べ、日本人が大神様を神様と悟る人が少ないことで言われた。この原因は、われ彼の宗教風土の違いにありそうだ。 アメリ…

神の化身

大神様程、不思議な存在はない。その不可思議さは、仏陀(釈迦)の不思議さと同じだ。1000年たっても分からないだろう。 大神様は人間か? 大神様の人間名は北村サヨ(結婚前は浴本)である。(釈迦の人間名はサルヴァシダルタハ・ゴータマ。略称はシッタ…

自分とは

自分とは何かという問いに対して、答えられない人が多い。しかしよく問い詰めてみると、利己の「己れ」、即ち諸欲の主体が自分だと思っている人が多いことに気付かされる。美味しい物を食べたい自分、金が欲しい自分、出世したい自分、美しく見られたい自分…

ご説法の一滴

①わしと同じ者は2300年後までつくらない。神がわしを一人娘として娶って、皆を指導しておる。わしが皆を叱るのも、おやじを叱るも同じよ。わしは世界一口が悪い。行儀が悪い。じゃが皆を世界一上品な世界一行儀の良いものに指導しておる。皆はやさしゅう…

神言集

一般書籍で天照皇大神宮教の紹介をしている所で、参考文献として神言集1−10を上げているものがある。(日本人の深層意識:NHKブックス (414) )。私は過去にこの本で天照皇大神宮教を初めて知った。神言集とは、過去に販売されていて、今は絶版になった本…

神教12講

天照皇大神宮教を略称して神教という。この教義の重要ポイントを解説した小冊子が「神教12講」であり、かっては販売されていたが、今は絶版になったようで入手は不可能である。これは各種修練会で度々研修の一環として話されていた時代があったようだ。天…

生きた宗教

行じてさえゆきゃ行かれる。じゃが「生きた宗教」ちゅうのは、ずーと自然に戻って、またトントントントンと文明科学へ向いて行くから、遅れんように皆付いてこんにゃ、「あの時ああ言いやったけえ」「この時こう言いやったけえ」ちゅうんじゃ、つまらんよ。…

真心と真心の通じ合う世界

真心と真心が通じ合うのが神の国。2人の人間がいて、共に神の国に住めていると、真心と真心は通じ合う。しかし片方が神の国にいないと、この真心尽くしが異なる様相になることもある。 相手に真実の救いの道を教えてあげようと、真心でしたと自分が思ってい…

魂を磨く 

魂磨くちゅうのは罪をつくらんようになるのが魂磨くのよ。(天声419号) この罪を夢で見せられた人がいた。「朝の3時頃、夢で私の天の写真帳を見せていただきました。広い会場の周囲に、私が今まで歩んできた道、言ったこと、したこと、思ったことまで全…

過ぎ越しの祭

ユダヤ教の重要な祭日である。Wikipediaでその概要が知れる。ルーツは旧約聖書 出エジプト記12章である。ある日、ユダヤ人は神のお告げ(モーゼ)に従い、玄関の門と横木(神社の鳥居に似ている)に羊の血とヒソップで赤いマークをつけた(鳥居は赤く塗られ…

自然本物神なのよ 神そのものが自然じゃで 自然の姿に帰れ帰れ

わしがこうしてしゃべるのは、先生の講義みたように教科書もって読うで覚えてやるんじゃないのよ。ひとりがしゃべるのがわかろうが。(中略)世の自然を説くんじゃから、自然と戦い戦い戦い抜いてこうして生きよる。生きた宗教ちゅうのはそれよ。わしが死ん…

井戸の奇跡

紀元31年(昭和51年)10月20日の出来事。大神様ゆかりの家の井戸掃除をしていた一家がいた。直径70cm、深さ8.5mの井戸の底から午前中ポンプで水を汲み出した。青年のAさんは追加のポンプと滑車を借りに行き帰りかけると、ある人がわざわざ呼…