ご説法の一滴

①わしと同じ者は2300年後までつくらない。神がわしを一人娘として娶って、皆を指導しておる。わしが皆を叱るのも、おやじを叱るも同じよ。わしは世界一口が悪い。行儀が悪い。じゃが皆を世界一上品な世界一行儀の良いものに指導しておる。皆はやさしゅうに導いていけ。
②メイ博士が「近頃旅行する者が隠し持っておる物でも透視する機械が税関に備えてあります」と言うたから、わしは「それぐらいはなんでもない。人間の思うちょることまで知る機械はあるまい」と言うたら「そりゃ、大神様でなけりゃできません」(メイ博士:ハーバード大研究員からカルフォルニア大教授)
③ウィルソン号でシンデレラ姫の映画を見た。貧乏な家の子が魔法使いの力できれいなお姫様になって王子の后になるのじゃが、わしはあれどころでじゃない。百姓の女房が天なる神にめとられて世界平和をやるなんて、夢にも考えておらんかったよ。(ハワイから客船ウィルソン号で帰国)
④人間は神から分派したもの。人種の差別も国境もない。偶像崇拝もいらない。心の掃除をし、神と人とが正しゅう合うようになったら、神人合一の天使。
⑤祈りさえありゃ、何がこようと恐ろしいものは1つもない。目をつむって大きい声でお祈りせよ。相手の頭をひねるのも神じゃ。(南米で拳銃強盗団に襲われた一家がこれで助かる。何も盗られず無傷)
⑥人間に偉いものは一人もない。
⑦お祈りの詞は訳してもよいが、名妙法連結経だけは訳してはいけない。外人でもお祈りの詞は皆日本語でやっておる。
⑧親が神行しよったら子供は導かれるが、子供が神教を実行しよったら親も導かれる。
⑨因縁を逃れようとしてもろくなことはない。ある若い同志に、子供の有る者の後妻に行けと言う。前世に子を残して死んだ。その因縁があるから、その子と親子の因縁があるのじゃ。自分の産んだ子よりよくなる。後妻に行っても継子と思わず、自分の子と思うて育てなきゃいけない。
⑩昔はどべたに菰を敷いて行をしよった。寒い時に水をかぶり、暑い日には綿入りを着て、雪の夜は裸足参り。じゃが本当の神行は、神に行く。心の掃除をして神人合一の天使になることよ。
⑪思えば通じる。思わなければ、なんぼうしゃべっても通じない。
⑫心の掃除をした上で、正しいお祈りをしてゆけば頭が冴えて働く。
⑬物の恩を知れ。金も働いてその恩を知る者でなかったら湯水のように使う。
⑭子に財産を残してやろうとあくせくするより、天の郵便局に徳を積んでおきさえすれば、神の清水はいる時回される。天の利子は高いぞ。
⑮「一生懸命働いて、一万円儲けさせてやるのに、自分には百円しかくれない。あほうらしい」と言うて、ためた金を皆出して店を持ってもすぐに行き詰まるのが多い。上には天父が見ておる。人のためにやったことは皆見ておる。目前の欲にとらわれて、取ったら皆自分の物と思うちょったろう。自己中心でやって何故困るようになるか、わかるか。(人に尽くすと徳が積まれるが、徳が十分でないと、店が成功しない)
⑯親に孝行せよとか、成功せよとかいうちっぽけな考えではいけない。神の国のお役に立つ子にさえ育てておけば、親にも孝行する。
⑰神の召集令状受けたからというて威張るんじゃない。
⑱人をごまかすことはできても、神様は絶対ごまかされん。思うたことまで天の写真帳について、計算係がちゃんと付いておる。散々罪を冒して8万地獄から10万地獄、(さらに罪を重ねて)無間地獄に落ちたら救われん。
⑲人間大事な生きる道。道場ばかりの行じゃない。一生涯己の宝にした上に、教えられた神教を日常生活に織り込み織り込んで、肉体もったそのままで神の国に住めるように行じて行けよ。
⑳わしは金で礼をしても、人を金で使ったことも使われたこともない。皆も金で使ったり使われたりする人間になるなよ。
21:死んで閻魔の前に出された時には反省も懺悔も出来ぬ。(生きている内にしておく)
22:嘘を言うてはいけない。それで何人もの者が迷惑しているか分からない。
23:風呂に入った気持は自分で入ってみなければ分からない。気持ちが良いと言っても「はいそうですか」では解らない。服を着て靴を履いたまま入っても分からない。人が裸になれば自分も裸になって入ってこそ本当の味が味わえる。
24:行きよったら歯車の噛み合うように次々と因縁が出てくるが、感謝で受けて笑顔で行じて行け。
25:人間の道をまっすぐ行くのが行である。
26:呪い七分は我が身にかかる。(人を呪うと70%は自分に戻ってくる)
27:人に出会って温かい感じのする人にならなければ駄目。
28:蜂も因縁ある者だけを刺す。人を殺すよりも殺される方がまだよい。盗るよりも盗られる方がよいのだ。どんなことが起こっても恨みが感謝に変わった時に1つ1つ因縁が切れていくのだから、大難が小難で、小難が無難で済ませていただけまして有難う御座いましたという気持ちを忘れないように。
29:人間いう名がつたなら人間本然の姿に帰れと言うのだから、1つも無理はない。
30:肉体は悟るまでの仮の宿。
31:貧乏を一生忘れな。貧乏が薬となり苦労が楽しみになった時が一番幸せよ。