天声66号 本部道場余録

 4月27日は姫神様の第9回目のご誕生日で、本部道場においてそのお祝いをさして頂きました。お祈りの後、年々見違えるようにご成長される姫神様を片手に抱えるようにされながら神歌説法される大神様は、心から喜んでおられるように拝されました。 

 「教祖教祖と名がつけど、教祖の死んだその後に、誰後継ぎにしょうかと、選んでするような後継ぎじゃ、神の国にゃ役立たない。天が娶って天が作った役座なら、役座の後につくものは、ちゃんと天父が作った後に、役座の後継ぎする清和なれば、同志の者に頼むよと、叫んで丸9年、同志の真心真心で手から手へと育て上げた今日の日に、やっと学校も3年生、まだ1日も休まずに学校に行って来ましたも、同志の真心あればこそ、肚から役座が感謝する。役座の後につくのなら、同志と共に育て上げなきゃ神の国にゃ役立たない、そがために、同士の者の真心で、育てておくれた清和なら、大きくなればなるほど大きなお目々を見張った上に、八百万の神が世話せにゃならない時が来た。

 同志の真心、祝ってくれるその真心に対して恥じない立派な神の子に育てよ、清和よ。やっと成長した上に、役座が肉体持ってるそのうちに、今日は清和おるがため、役座は一休みせにゃなるまいという所まで導かなけりゃ役座の肉体の行は終えられない、そがために、行せよ行せよ導きたまえよ、八百万の神。何が何でも死ぬまで行がわかるなら、行の道中にゃ次々次にいかなる試練が出てこようと天父と同志が真心合わせて導けば、やれないことはない。天が授けた神の子なれば、八百万の神の真心で育てる、真心真心の集い合いの神の国を忘れずに、授けられたる同志の大きな責任を果たしておくれよ。」と力強く御説法下さいました。

 御説法の後、お祝いの無我の舞をさせて頂いたのでありますが、その時、大神様には、奥様のお手を取られて御自ら舞われながら日頃の奥様の御苦労をねぎらわれ「何を頼むのも嫁一人、貰った嫁を真心持って導けば、自分の娘よりまだ良くなる、嫁女の悪い所を叱りに叱ったが、神と人との間に立って叱る役座はまだ辛かった。叱りに叱るも真心ありゃこそよ。役座の後継ぎ生んだ我が身の幸を喜んで行じて行けよ。

 香寿子一人が嫁女じゃない。嫁に行ったら行き切れ、もらったら貰い切れと説いているが、わしの踏んだその道が神教よ。ーーー」

 舞われながら歌われる大神様の頬には、いつしか涙が流れ、道場にはべる同志の中からすすり泣く声があちこちから聞こえるのでした。

 

 本部では旧牛小屋と便所を解体した後に、延べ21坪の2階建て宿舎および食堂の建築が5月上旬に開始され、真心からなる同志のご奉仕により、16日には、はや棟上げの段取りとなりました。

 午後7時半より大神様をお迎えして棟上げのお祈りをさせて頂きました。(中山)