異次元 異なる世界

異なる世界の事物を説明する時、非常に説明はわかりにくくなる。例えば、長さの単位しか知らない空間の人に、「重い物」を説こうとすると、「それは長いのではない、長くないというのでもない。短いのではなく、短くないというのでもない」

という風にしか説けない。論理的思考(自我)の人に無我を説こうとする般若心経の文言が典型だ。

同じような表現が大神様のご説法にもよく見られる。

「人生行路は山あり川あり、嵐も吹けば雨も降る。ここえ来る者でも、神行せるいうのにかわいそうにと思うてから顔を見るのもかわいそうな者がおる。それを上がってきたら天国に行けるんよ。地位でも名誉でも金でも財産でも行かれん。行かれるんでもなきゃ、行かれんのでもない。教えられた神教を行じんにゃ行かれんよ。」

人間には2種類の状態がある。

Aモード。人間の本能に根ざす欲望、それが発達した利己心、利己心を肯定する社会常識、知識、これを信じる人間の状態がAモード。神などいないし、死後の世界などない、ただの迷信、人間の理性が全てで、科学万能。人間のやりたいようにするのが正しいと信じて行動するとAモードは深まる。

本心が「自分や家族が大事でかわいい。いざとなれば他人はどうでもいい。」と思っているとAモード。

現代人は99.99% Aモードだが、きっかけがあればBモードに変化できる人もいる。

Bモード。人間は単なる動物の一種ではない。人間には霊性があり、神様の導きを受けいれている状態が「人間」である。こう信じて、神様の導きを受け入れるモード。ぎりぎりの状況で公共のために自己犠牲できる。ただ利己心は裏でくすぶっているだけで根絶できないのが普通。究極の選択を迫られた時、名誉欲、自己保存本能、我が子可愛さの本能など煩悩・潜在意識による行動をしてしまいAモードに戻ってしまう人も多い。

大神様のご説法の一部

「行けないものは行けとは言わない。やれないものはやれとは言わない。

知らず知らずに役座が50年にわたって己の踏んだその道を、我なんじらを証人にせん、今立派な証人つきで説いてる役座の口なれば

ついておいでりゃ案内しますよ天国に

神のみ国はいずこじゃろ、探していたのじゃわからぬが、

神のみ国が恋しけりゃ、神のみ胆に合うように

魂磨いて上がってゆきさえゆりゃ、肉体持ったそのままで

嬉しゅうて楽しゅうて面白うてならない境地で住める世界があるものを

何をぶらぶらしておるか、さあさおいでよ天国に

神のみ国はよそじゃない 神教実行する人の 己己の心に生まれて胆で育ってゆかなけりゃ

地位じゃ行けない、名誉じゃ行けない、金も財産も通用せん

神のみ国へ通用するものは人の真心だけなのよ

真心さえありゃ胆と祈りを足してやり連れて行くのが役座の腕よ

行くも行かぬも己己の胆任せ、行じてゆくのも神教よ、落ちていくのも神教よ

見せしめ戒め治める世の中の業さらし なって消えゆく世バカがおらなきゃ 神のみ国がわからない

類は類をもって集まる神のみ国になったなら、一番大事は何事か

己の心の掃除ができなけりゃ、一生かかっても行ける世界じゃありません

何が何でも心の掃除をしておくれ 布団の中に寝ていても、己の心の掃除はできるのに

蛆の世界をみたように、賽銭びつの前に居座って

家内安全 家業繁盛 死んでも命があるように 祈れど叫べど天の神様知らぬ顔

天の神様恋しけりゃ 神のみ胆に合うように

布団の中に寝ていても、心の掃除をやっておくれ」

1.役座とは大神様のこと。

「天が下、神芝居が始まっちょる。あっちの幕では喜劇あり、こっちの幕には悲劇あり、こっちの幕では名妙法連結経。その神芝居の女役座の座長というて胆で威張る神様が、釈迦とキリストとわしと宇宙絶対なる神が、天が下3人しか使うた覚えがないというて胆で威張っちょる」

2.天国=神の国=神教実行する人の心に生まれて胆で育つ、物質世界とは別物

3.神教実行=心の掃除=魂磨き

心の掃除をすれば、真人間になり、真心が輝く。すると神の声が聞こえるようになり、心が天国に住む、つまり神の国に住む。人間が神の国を作るのではなく、心が直っていくと、神の国に住めるようになり、さらに直っていくと、ますます明瞭な神の国が見えてくる。

人間は生まれ成長する過程でAモードになる。Aモードの時、論理的思考でいくら考えても、大神様のご説法はわからないだろし、聞く耳ももたない。儲かる投資法、美味しい料理、よく釣れる漁港などの話なら熱心に聞くが、大神様ご説法になんのメリットもないと感じ聞く気にならない。Bモードの状態なら、集中して聞き極めて明瞭にわかるだろう。AモードからBモードになるように、神様は22年間にわたり何度もご指導し、心の目を覚ませとお説きくださった。

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