迫る死を書く 石原慎太郎
今年2月、かねてより尊敬していた石原慎太郎氏が亡くなり、間もなく夫人も亡くなり、それにより友人の出版社社長に預けられていた自伝が世に出された、というニュースを見て、直ぐに取り寄せて読んだ。若い頃より心霊現象を研究し「巷の神々」も書いていたので、自身の死生観の実際がどうであったかに特に関心があって、関連する同氏の晩年の著作も取り寄せた。「老いてこそ生き甲斐」や曽野綾子氏との対談などである。
一番驚いたのは、79歳で深刻な脳梗塞になった後も、構想と著述は蛇口から水が出るように溢れ、多くのヒット作品を書き、自分の自伝さえも、読者が喜ぶ「面白い作品」に完成させた。まさに天才作家であった事がよくわかった。またリハビリを徹底して実行し、小型ヨットに一人で乗り海に出たことなど脳梗塞になってもやりたいことはやった、実現させたという人間力の大きさに驚いた。
高橋留美子「うる星やつら」にテンちゃんがジタバタする絵があるが、「こんなに楽しい我が人生が終わるのは嫌だ。消えてしまうのは嫌だ。死ぬのは嫌だ。」と正直に言われていた。
そこで神様(大神様)は人の人生をどう教えられているか気になりまとめてみた。
1.人生の目的は「魂を磨いて」神に帰ることである。
2.その修行(行)の道は三生因果を背負って歩む。
前提知識1:個々人の魂は不滅である。霊界にある魂Aが人の受精卵に憑くと、人間Aが生まれる。人間Aの人生は魂Aにより決定づけられる。
因果律入門http://d.hatena.ne.jp/Newshirogarasu/20090427/
魂は人間の意識には入ってこないため、自分で自覚できない。しかし他人の魂は見える。(感じ取れる)。何かしらあの人は上品だ。あの人は下品で嫌らしい。こう感じるのは、自分の魂が相手の魂を見てかく感じている。
人間Aの人生中で良いことをすると魂Aはプラスに変化し、悪いことをするとマイナスに変化する。人間Aが死亡すると魂Aは肉体を離れる。死亡とは魂と肉体の分離のことである。
何年か後に魂Aが受精卵に憑くと人間Bが生まれるが、人間Bの人生は本人は気づかないし自覚もないが、過去の人間Aの人生の延長・継続になっている。
プラスの多い魂を持つ人の人生は幸運が多く、マイナスの多い魂を持つ人は不運が多い。
前提知識2:魂をプラスにするには、
(A)悪因縁を作らない。ー>人に迷惑をかけない。ー>自分のことは自分でし、自分の義務をはたす。ー>利己を捨て、他人を思いやる事のできる心に自分を直す。
(B)悪因縁を切るー>自分の人生で犯した罪を反省懺悔する。前世から持ち越した因果を反省して心の掃除をする
(C)祖先の悪因縁を切る。ー>正しいお祈りで祖先を救う。
(D)良い因縁を作る。ー>徳を積む行いをする。
(E)六魂を清浄にする。