公開説法要旨 4

わしの話は誠心さえありゃわかるのだ。神から遠ざかっておる者が気違い扱いにする。祓い給え、清め給えと祈ったおぼえがあるじゃろう。今悪魔祓いの大祓いがある。祓い給えよ、清め給えよ、汚れに汚れた己のその魂を、役座の吐き出す神の清水で洗い清めて、不安のない世界に上がっておいで。

国連本部におる沢田大使に神教を説いたが、彼はよく話がわかる。彼が

アメリカに来られて、どんな氣がしますか」と言うから

「日本が晴れた日の9時、10時なら、アメリカは嵐の夜の9時10時。又自動車の流れる道の真ん中に立っておるような不安な国じゃ」

と言うてやった。悪魔と正しき神の戦いは今たけなわなのよ。悪魔と正しき神の戦いに、誰も悪魔が勝つとは思うまい。

タララン、タララン、タララタラン、自然に出てくる天の音楽につれられて、夜の夜中も、男であるのか、女であるのか、肉体あるのか、ないのか、浮かれ浮かれて歌い流すこの役座の境地は、行じたお方でなけりゃわからない。いずこの空にあろうとも、天の父さん母さんに連れられて、困らぬ地上天国にいつでもおる。

ああ有り難い神の国、ああ楽しい神のみ使いよ。

一歩落ちたら生地獄。不安不安の迷い子よ、早く真人間になれ、なれ、心のお目々がさめたなら、ああ美わしい神の国。今目の前に開け行く。行くも行かぬも肚一つ。あとは時が解決してみせる。

合正とは、動かぬ神の肚に合うことよ。己の肚に神を合わせるのじゃない。泥棒は寝ていても魂の世界で泥棒をする。魂磨いて神に合う、死ぬまでかかっても良いから、嬉しゅうて、楽しゅうてならない境地まで上がっておいで。