神行のしるべ 神行すれば幸福になれるでしょうか

神行してこそ真の幸福を味わうことができるのです。

よく神仏に「家内安全・家業繁盛」を祈る人がありますが、真の宗教はそのような利己の祈りをするものではなく、あくまで人間の性根(しょうね)直しをするものでなくてはなりません。大神様は「人間の道をまっすぐ行けば、すぐに神や仏の世界がある。神や仏の世界に行きさえすれば、天には無限の供給がある。神の清水は神行する者にのみ与えられ、恨みもなければ苦しみもない、病いもつかない世界がある。」とお説きになります。利己を捨てて神様のなさるがままになるなら、本当に嬉しい、楽しい、面白い地上天国があるのです。宗教は理論でなく体験して初めて妙味がさとれるものです。幸福を願わない人はありませんが、幸福を利己や自我で求めても絶対に得られるものではありません。また因縁(いんねん)が切れない限り明るい世界に出ることはできないのであります。

(続く)