ハワイから送られたご説法(前編)

 ああ美わしの神の国、、、日夜神歌を歌いつつ、天が下に真心ある者は、やらにゃならない、やらにゃならない、急き立てるその真心は、人間力で誰が頼んでみたとても、やれる仕事じゃないじゃろうが。

役座がいよいよ1月10と2日に本部を立って、同志の者に送られてやって来ました海外巡教に、まだ1日も休まずに叫び続けたかいあって、どうやらみんなもやらにゃならないと、己れ己れのその肚を神行、神に行く道に向けてやり、自我本性の出し合いで、我儘気まま勝手まま、己の自我でやろうというたとて、やれる仕事じゃないがため、己れ己れが一生懸命やっていると思うていることを、朝から晩までどなられて、眠りこけたる魂を揺り起こされて、今度は2段、3段、5段、10段、20段、30段ではありません。神行、神に行く道まっしぐら、今度こそやらしていただきます、やらしていただきます、今まで申し訳がありません、と肚から懺悔して立ち上がる神の子のあの姿、ああ、有難い神の世よ。

世の末変じて世の始め、悪魔の世界の世の末が、神のみ国の世の始め。その時宇宙絶対なる神に娶られて、神のみ国の建設に、先頭に立たされた役座であればこそ、叫ぶがままの世ができる。

10と6年のその間、本部道場で鍛え上げたる同志らにゃ、新道場建設、神の屋敷を造るため勤めある者は休みをみつけては馳せ参じ、仕事の忙しい者も己の仕事をやり切っては、神のみ国の建設に、やらにゃならない、やらにゃならない、その真心で開け行く神屋敷。ああ、有難い神の世よ。ああ、仕合わせなるかな神のみ国の開け行く時に、共に神の召集受けたる神の子であればこそ、持ち場持ち場であらゆる方面に、真心持って打ち込んでやっておくれる同志らに、肚から感謝しているよ。

本部の同志らは朝から晩まで神のみ国の建設に、道場建設に奉仕、奉仕とやっておくれるに、海外の者はお手伝い1つもできませんから、私らはあらゆる方面で、己れ己れが真心で必ずやらしていただきます、といそしんでいる神の子よ、やらにゃならない、あの真心は宇宙絶対なる神の大聖業に、神の召集受けたる神の子であればこそやっておくれる。ああ、有難い神の世よ。

蛆の世界じゃ己の自我を通すため、金、金、金、時間を短く働いて、金ばっかし要求する。蛆の世界をとびのいて、神のみ国の建設にやっておくれる世界の同志らよ。ああ、有難い神の世よ。

八百万の神とは人間なのよ。同志の盛り上がるその真心にゃ、肚から今日は天父が礼を言う。役座はハワイの土地に帰ってきたが、7月の22日には同志の者は本部道場に来るじゃろうが、日本内地の同志らも、海外同志も、宇宙絶対なる神の召集受けたる神の子でならば、あの人この人だけじゃない、真心でやっておくれる同志らに、肚から感謝を述べるため、昨夜も道場が済んだその後に、長い時間、夜中までも神教説いてくたぶれはてて、今朝起きて、テープを入れなきゃ、7月22日に間に合うまいと、こうして役座はしゃべるのよ。役座がしゃべるその前にゃ、真心ある同志らの顔を並べてしゃべらせる。

皆ご苦労さん。いつも夜に日をついで皆がやってくれる真心にゃ、いつも感謝のお祈りをしておるよ。道場の敷地の開け行く写真を見ては、みんなに貰った手紙をみては、本当にそこにいるような気持がする。もう道場を立つて半年たった。後もう2ヶ月余りしたらもう帰るのよ。人間の一生も、この度の8ヶ月ばかしの留守も同じことなんで。今日一日悔いの無いような行をして行きさえしたら、なさるがままよ。

 

 

 

酸性紙問題 天声の劣化

古い漫画雑誌などを家の整理で見つけ、読もうとするとボロボロになっていて崩れ落ちてしまって読めなかった。このような経験をした人は多い。これは使用されていた紙が「酸性紙」であったため、経年変化で分解してしまった現象だ。

ja.wikipedia.org

簡単に言えば、安い紙は製造が簡単な酸性紙であり、上質紙は製法に高い材料を用いて中性化している。本には上質紙が普通使われ、新聞や安い雑誌は酸性紙で作られてきた。酸性紙は空中の水分と反応して、数十年が経つと紙が分解して粉になり、その上に印刷された情報も無くなる。上質紙では、この問題は起こらない。酸性紙問題は20年、30年では表面化しないところが厄介とも言える。

アメリカでは1957年この問題が提起され、文化遺産としての出版物を守るため1984年に酸性紙を出版物に使用しない法律ができた。日本には法律はないが2006年(紀元61年)頃から中性紙の使用が普及し新聞にも使われるようになった。

天照皇大神宮教は、宇宙絶対神の降臨があってできた宗教であるため、その記録は人類にとって特別に重要な価値がある。例えば釈迦が生きていたときの、釈迦の記録、その直弟子たちの記録があれば、仏教関係者は随喜するだろう。同じくキリストが生きていたときの記録があれば、真のキリスト教とはどのようなものかは、容易にわかるだろう。天照皇大神宮教の根本経典は生書であり、これは上質紙であるため後世にも伝わると思われる。「地区史・支部史」も上質紙である。しかし最も詳しい資料である教団の月刊誌「天声」は、創刊号から紀元52年(天声516号)まで酸性紙が使われている。それ以降のものも上質紙なのか、酸性紙なのか不明。

若神様は酸性紙問題を熟知されていたようだが、上質紙使用による販売価格上昇が同志の負担になることを心配され、上質紙への切り替えをなされなかったそうだ。もう一つの要因はこの教団の成り立ちと思われる。会費を取らず、教団経費は出版物の収益でまかなうという方針のため、天声の原価率を抑えなければならず、用紙にしわよせがいったのだろう。紀元25年頃各地の若人会が作った「若人だより」でさえ大部分は上質紙が使われている。「天声」に酸性紙が使われ続けたことは、後世に大神様のご指導の数々、ご足蹠・ご説法を始め、若神様・姫神様・大勢の直弟子たちを伝えるという観点からは、非常に残念という他ない。天声創刊から67年。今では天声100号ぐらいまでで保存状態の良いのは非常に稀である。酸性紙はどんどん分解していく。あと20年後読み取り可能のものがどれだけ残っているのだろうか?

ただ新道場竣工記念の特集号である天声126・127合併号だけは上質紙が使用されている。手に取り調べると、その前後の号と比べ、経年劣化が格段に少ないことがわかる。新道場建設を大神様がいかに喜ばれたか、若神様がいかに心血を注がれたか、世界中の同志がいかに真心を結集したか、この記録が残るように心遣いされたのだろう。

 

 

第3回海外ご巡教ご帰国後のご説法(後半)

祈らずとても神は守らん。みんなが道場建設という大事業に一生懸命精魂打ち込んでやってくれる。それでわしがどんなに疲れちょっても、どんなに忙しゅうても夜遅うまで胆は感謝の祈りをさす。いろんな試練にかかっちょる者には、またそれを祈らしやる。手紙を出す時代は済んだのよ、本当は。それで手紙は出さんけえ、思えば通じる、思わざればいくら喋っても通じない。祈れ、祈れ、お陰頂きの祈りじゃない。世界平和のための悪霊済度の祈りを祈れ、祈れ、祈れ。

ここに行に来た人は、何が行かちゅうことを、先につかむことよ。わしがやろうというたんでやれるようなこまい宗教と違う。乱れに乱れたうじの世界の世の末を神の国にせんがため、天なる神が天下り、天が治めて天が取る神のみ国ができた時に、わしが神の召集受けたんよ。肚が命ずるままに、ああじゃない、こうじゃない、そうじゃない、ああじゃない、こうじゃない、そうじゃない、と肚がやるから、言う通りにしてきたら、知らず識らずに着いた所が天国じゃったのよ。

明日までは肚の神様からわしは暇を貰うちょるよ。この間から本当にえろうて風呂へ入っても寝て覚えんのよ。それで出たらまた腰掛に座って寝ちょる。嫁が体を洗うてくれた。あんな行もあるんじゃろうのう。甘えさしやる。とにかく力が抜けて眠とうて眠とうて、10年30年あんなに寝たことがない。

27の歳に病院へ行ったとき、それまでずーと婆さんがまあ仕事ばっかしさせよったんじゃが、入院したら、あの時も1週間位寝た。わしの部屋に入ったら「いつもかつもグウグウグウグウ寝ちょって、恐ろしいようにあった」とみんなが言いよった。まあその時とこの度位よ。それこそ起きるのが嫌い。起きてみりゃ便所に行くのが忙しい程よう寝ちょるよ。じゃがあれだけ神様が力をきれいにないように引き抜いてくれるから、それでまたしゃべれるのよ。

みんな外の者じゃったら、今度いんだら40日したら死ぬるんぞ、と言われたら、死ぬるんじゃあるまいか、死ぬるんじゃあるまいか、と思うんじゃが、生も死も同じになったら何ちゅうこともない。天がいる者は生かして使ってくれる。天がいらなきゃ、いつ死んでも構わない。人間が悔いのないような行をしておったら、人間死して名を残す。虎さえ死して皮残す。なんぼ墓のええのを切っちょいたからというて、まあ近所の者は見るかしらんが、親戚の者か、子か孫か位までは参るかしらんが、それから先は何もありがとうないよ。それじゃが墓はいらんようになるよ。

思い回せば思うほど、神のみ業の偉大さよ、神のみ国の尊さよ、知らず識らずに神の国が開け行きゃ、いやでも消え行く悪魔の世界、世の自然にゃ勝たりゃせぬ。神の国がここまで開けた上からにゃ、神行、神に行く道まっしぐら、今救われないで、何時の世に救わる。。。じゃが、あんたら神までよういかんと、途中で死んでも、今度次に生まれて来る時には、その行はすたっちゃおらんよ。貯金ならなんぼしておったけえ言うても、それを出しては使われんよ。

フレスノの桂が「婆さんが具合が悪いから助けてくれ」と云うて来た。そんなら「ガンじゃけえ、楽に死なしちゃるけえ喜べ」と言うたら、歌うて踊って死にやった。それじゃが「よう働いてくれた婆さんじゃけえ、もう一遍生まれさしてくれ、今度は大事にしてやるから」と言うても、あんた、人間が種を蒔いても、同じとこの畑に蒔きゃせんよ。一応絶対なる神に帰ったら、また次へ生まれて出る。

わしもこの度は「華やかな生出るの旅をさしちゃる」と肚が言うておったが、ほんとに華やかじゃったろうが。華やかな本当の生出るの旅じゃったよ。「2300年後にもう一遍国救いをやらんにゃならんのぞ。人間は裏があったら表がある。表があったら裏がある。その時にゃ貧乏漁師の娘に生まれてから、身投げをして国を救う、わりゃ、かわいそうな運命ぞ」と肚が言う。

表があったら裏がある。裏が出たら嫌なことでもやっちょきなさいよ。人間はこれだけは(手で指し示され)働かにゃ、これだけは苦労せんにゃ、これだけは人の世話せんにゃならん。そしたら必ず魂磨いて遊ぶ時が来る。嫌なことでもわしのようにしちょきんさい。わしがここに来た時「いんだ(帰った)方がええ。いんだ方がええ。仕事が済んだらいなしやるけえ」とこの近所のじいが、いつでも会うたびごとに、向いて言いよった。それが、わしがおるようになったら「北村の嫁はんはいにりやがらんが、今頃えらいところにおるちゅうのは、物取りしかおらん」と今度は言いやがる。どっちが出ても悪口言いよったんよ。良くなって喜ぶのは本当は親か兄弟しかない。じゃが、親でも兄弟でも先を見る目はないよ。兄の嫁までが「戻れ、戻れ」言いよったよ。あの時いんじょたら何にもならん。嫁く者はいき切れ。貰う者は貰い切れ。嫁ったらそこは自分方。わしがここにおったから神様はええ具合にしちょるのよ。自分の生まれた家におったら「人が集まって来りゃうるさい。人を集めなさんな。」と甥やら姪やらが言い出したらそれ切り。みんなもこうして聞きに来られんよ。

一人息子が兵隊に行って災難におうて、その時に一生懸命気違い程神行しよった。「義人が腹を切ろうとした時に助けた神様が{7分財産を上げて、1建立でお堂を建てよ}と言われているが建てるか」と肚が言う。はてな、邪神かなあと思うた。じゃが「弾に当たって死ぬるのは厭わんが、災難によって死ぬるのが避けさして貰えりゃ、家もいらん、命もいらん、財産もいらん。建てる。そんならどこへ建てるんか」「その時が来たら、わかる」と言うたが、1建立いうのはこれ(み体)じゃそうな。それで誰もわしの体に寄付しちょるまいが。1建立のお堂は天照皇大神宮教ちゅう。天照大神皇大神ーー女神と男神と一緒に合わして宮、宮の教え、1建立でお堂を建てた。

思い回せば思うほど、神のみ業の偉大さよ、神のみ国の尊さよ。天下にないような強情ぱりのこの役座、ここまで無我には誰がした。胆の命ずるそのままにならにゃかきかないそがために、やって来てみりゃ、知らず識らずに着いた所が天国じゃったのよ。同志の者よ、己の自我解釈や利己解釈に合うたら行こうというたとて、ウジの世界の世の末を流れ渡ったわが本性がすたらずに、己の自我に神行、神に行く道を合わしょうというたとて合いはせぬ。

3000年に一度咲く優曇華の花とは、宇宙絶対なる神が天下り、世の中よいようになさる神様あるものよ、とは言いながら、相手が人である故に、人を使わにゃままならないで、役座の口を使って人間道を説いてることがわかるなら、教えられた神教を、1も実行2も実行、3も実行、実行実行で行じてさえ行きゃ、誰でも行かれる天国行きの近道を教えているのが役座の口よ。

覚えて喋るじゃありません。何が出るやらわからない。肚に入った神様が使う口であればこそ、しゃべる仕事がわかるなら、やっておくれよ、世界平和の来る日まで、己の肚さえできたなら、その人、その人の肚に入った神様が、自由自在に人間使って世の中治めて取らなきゃならない時が来た。

第3回海外ご巡教ご帰国後のご説法(前半)

6魂清浄とは、惜しい、欲しい、憎い、かわいい、好いた、好かれた、この六つの魂が大体の根本となって人間はできておる。それを捨て切れとは言わんが、それを清浄にして、今迄来た道を反省しては懺悔なし、神国のためなら裸一貫何にもいらない、いつなんどき命捨てても惜しくない裸役者になって、肚と祈りと真心と三つ揃えて無我で来い。自分の我を捨ててこい。自我じゃ行かれぬ神の国。これをみんな覚えちょろう。じゃが行きよったら自分が知らずに自分の本性を皆出してくる。それで、もう神様が教える通りをみんなが実行して行かにゃ行かれない。「国民の揃うて天地のお気に召します上は必ず住みよき神国を与え給え」わしが教えたことをみんなが実行するところに必ず住みよき神国を与えられるのよ。

みんなが誰もが巣抜けをして神の子になろうとして行をしているのよ。油断したらその上がろうとするのをみんなが落としよる。それでみんな神中心で行かにゃ行かれんよ。

わしが戻ったらね、もう菓子の一つにしても、遅うまで奉仕する者がおりゃ、それに何か買い添えて持っていっちゃれと肚がいうが、それが本当の親心よ。少ないのは少ないように、今日はジュースを出しちゃれと言う。昨日もコーヒーを出しちゃれと言うたが、えっと来るんじゃけえ一遍じゃすまん。まあみんな真心でしてくれるんじゃから、少しでもあっちの物の味をきかしてやろうと思うて、神様は親心でしているのよ。これが人間のエコヒイキで、あれの機嫌をとってようしたら、機嫌ようしてくれるちゅうような蛆頭を出し始めたら、もう神の国はできるんじゃない。今まではそうしてみんな世の中を崩してきたのよ。みんなわかるか。だから同志同志がやり取りするなよ。

わしがハワイでもやかましく言いよったが、もう蛆の世界の世の末を流れ渡った本性を捨てて、本当の神の子になるんじゃけえ、神の肚に合うように魂磨いて上がって、最も上品な、神の国を本当に守る人になって行かんにゃいけん。それで、この位と思うてやったら、それがつい直ぐ癖になっちょる。エコヒイキやり出すよ。

わしがおらんにゃ同志のネジが緩んじょるのを、わしの胆は「誰と誰と、誰とがこうなっちょる」と言いよる。明日まで休みをもろうちょるが、神様が休ましちょいたらまた言わしやるよ。それでなかったら神行、神には行かれんよ。まだだめ、まだだめ、まだだめで、神行、神に行く、合正、正しく合う、絶対なる神と人との胆が正しゅうに合うようになったら、神人合一、天使、神に使われる人になる。絶対なる神の大聖業が始まった。

人間の思うちょることまでわかるんじゃけえ、人間のしたことが分からんような馬鹿な神様はおらん。放っときゃそれが知らず識らずに、どこの支部に行ってもみな本性出しちょる。それをガンコラ、ガンコラ言う。こんなやかましい宗教が天下にあったら出せ。それじゃが、やかましゅうても、叩かれても蹴りとばされても、殴りとばされても、ハイハイでついてくる人のみを連れて役座は別国作るのよ。

ええようにしちょろうが、わしが一人前になる程うじの世界がはしから危険危険、不安不安になってくる。助かりたかったら上がってこい。神行、神に行くには、山あり川あり坂あり、嵐も吹けば雨も降る。その時その都度、ハイハイハイで、恨みが感謝に変わった時、初めて神行の道に入っちょる。あらゆる試練が感謝で受けて笑顔で送れるようになったら初めて神行の道に入っちょる。

それが「でんでん虫虫、つの出せ、やり出せ頭出せ」で、さすっちょたら出さんよ。ちょっと離しちょったら、知らずに、ある角(つの)を皆こうしてヒューと探り探り出す。みんな出さしちょいて根からスッポリもいで行かんにゃいけん。根からもいだちゅうても又知らずに根本から生えてくる。それを叩きもぎ、叩きもぎ、わしが生きちょる間はそれを胆の神がやらしらるよ。それでなかったら本当の真髄は説けないよ。あれはようやってくれるというて遠慮して気兼ねしちょるようなことじゃたら絶対にやりゃせんよ。本当の神の国が恋しかったら、叩かれても、蹴りとばされても、殴りとばされても、ハイハイでついてくる人のみを連れて役座は別国作るのよ。

わしが昔から世の自然について流れよったのがわかるよ。畑の中に住んでおって、茄子一つも、キュウリ一つも植えんと、みな市場で野菜買うて食うて人の世話ばかりしちょったことがある。市場で大口をとるから、ようけある。それを「わしゃこんなにはいらんから、あんたにあげよう」と言うてはみんなにやって、うちに戻った頃にはないようになっておった。いつもかも、レンコンが一貫目(4KG)18銭(1800円程度)の時に、1円20銭程買うたところが、レンコンはばばろしゅうて(かさばって)自転車につけられん程ある。立つちょってみんなにやりよったら、とうとう戻った時には2本しか残っておらなかったことがある。あれも行じゃつたんじゃね。ある時にわしが焦って(多く)作っちょたらひどう安うなる。その時にゃ人の用ばっかししてね(ただであげた)。それで時に応じてある時にはあるように、ない時にはないように、いよいよ倹約してきたよ。ここに来だちには、婆さんが食わしやらんからのう。ミカンの皮まで食うた。そんならないのかとというと、物置には米の50俵(3トン)、60俵積んであるのよ。明くる年の稲の色がついて、今年は取れるなあちゅうのが見えんにゃ、売らしやらんで置いちょいた。それもみんな行じゃったんよ。あんたら手にもっちょってからひもじいのを堪えちょってみなさい、えらいで。ないのなら諦めるけど、物置に積み上げちゃるのを食わしやらん。それでも、あれもこれもみな神行、神に行く行じゃった。恨みが感謝に変わった時に初めて神行の道に入っちょる。あらゆる試練が感謝で受けて笑顔で送れるようになった時、初めて神行の道に入っちょる。米一粒捨たちょっても、婆さんがやかましいから、こぼれたのを皆拾いろった。結局それが神教なのよ。神様が婆さんを使って、わしに知らずに行をさした。

秋の夜が長うても3時間程しか寝せんと、起こしちゃ使いよった。婆さんを使いやる使いやると思う間はせんなかったよ。今思うてみたら、わしが行をし始めて、たった一時間しか寝せんと、48日間説いて歩いたことがある。「おサヨ起きんか」「くそ、眠たい、もっと寝しやがれ」「ようぬかしやがる、おどれ、物を食らいやがるけえ、1時間寝せるのは、1000日待つ気がするぞ。天の神は居眠りするような神はおらん。1発の弾でも、1発の爆弾でも、間違いがあっちゃならんから、天の神は居眠りしちょる神はおらんぞ。」と胆が言いよったよ。わしが寝ちょると神様は使われんから、じっと待っちょるのが待ち遠しかったんじゃろう。

それで胆の命ずるままやってきた。行せにゃ生きる世界がなくなった時、知らずに婆さんを使い行をさせられ、その次は社会の用ばかりをタンタンタンタンやっちょった。またある時には、食べもしたよ。店の者がよう算用を間違えて買うんかと思う程買いよった。贅沢もしたが、それから今度はキュッとしまって、胆の命ずるまんまに、朝飯を1膳食うてから水か茶をコップ1杯飲んで、1日食べんとしゃべり歩かしやる頃、行って戻って、朝食うたおかゆを見たら欲しゅうなって、貞子に1膳ついで貰うて冷ましちょって藤井中将方へ胆が行けちゅう。晩にのう、風呂から出て直ぐに庭に立っちょってササーと1膳程食べたところが、「このいやしんぼう、誰の許しを受けて食いやがったか」と胆が言うと、吐き気がきて、下の田圃へ走って行って吐いた。食いしまうとそう言うて吐かせるんよ。あんたらにはそんな行をせえとは言いやらん。わしは先頭きって行くためにこうして神様が命ずるままにせんときかんから、やって出て来てみたら、知らずに着いた所が天国よ。

行、行、何が行か知らだったろう。行いうのは、心の掃除と正しい祈りがなかったらだめ。名妙法連結経で何でも解決つくという不思議な神の国。祈れ、祈れ、お陰頂きの祈りじゃない。世界平和のために悪霊済度の祈りを祈れ。祈れ、祈れ、祈れ言うても自分が病気になったら祈るか、そうじゃない。

救われんからというて、日蓮宗から分かれた聖道会を作った山口日献が、「朝4時間と夕方4時間、1日8時間題目をあげちょりゃ、もう後1時間すりゃ、チーンと鐘がなるのに、足が痛いんと眠たいのに体の置き場がないようになる」と言いよったが、側についちょる者も、眠とうなるだけ、そうすりゃ無我どころじゃない。自我の塊になるんよ。それがここへ来始めて、線香もいらん、花もいらん、何にも要らん。1人がこう無我の境地になって、名妙法連結経、名妙法連結経と祈るもんじゃけ、あっちの藁葺の宿舎ができたちの頃、来てからもう休みの日に朝から晩まで祈っちょる。とにかくまあ祈りばっかししよった。

行じたいと思うても何が行やらわからない。行ずる道を教えてくれるお方がないがため、迷いに迷う迷い子に、今こそ3000年に1度咲く優曇華の花とは、宇宙絶対なる神が天下り、そちらに行けば生き地獄、こちらに来れば天国と、正しき道を教え給うその時に、生まれ合わして膝つき合わして聞くことできた上からにゃ、教えられた神教を日常生活そのものに織り込み、実行実行で行じてさえ行きゃ、誰でも行ける天国行きの近道を、忘れちゃやれない国救い、忘れちゃ行かれぬ天国よ。

100万日説いても同じことを説く。それじゃが、魂の段階によって聞く響きが違う。須田のおやじはああして人のあら探しばっかしやっておったんじゃが、本を読んでもええところは皆抜け書きするし、説法でもチョコチョコ書き取っておる。そして大神様は「100万日説いても同じことを説く。」と言われるが、そりゃ嘘。皆違うことを説いておられる、と言いよる。自分の魂の段階によって違うのよ。今度はそれを実行に移しゃええのよ。日常の生活に織り込んじゃ、織り込んじゃ、行きさえしたらええのよ。それがこれぐらいは良かろうと思うても、天国行きはちょっと違うても、こうこうこう(手で示されて)曲りくねって曲りくねって落ちていく。真っ直ぐ行きよると思うのが、つい曲がりくねって曲がりくねって自分が落ちていく。そんなら神行、神に行くというても、途中まで来て死んでいくのがいっぱいおるよ。そんなら損じゃないか、嘘よ。神行がなかったら、まだまだどこまで落るか分からんのを、人間の本分を教えられて、人間あらゆる生物1周して、人間界は魂磨きに来た。その人間界で、地位とか名誉とか、金とか財産とか、見栄とか体裁に魂奪われて、己の我を通して人に恨まれて、恨まれるのはええが、今度はその恨みをまた子孫に残しておる。人はええのじゃが、運が悪い人があろうが。みんな親の因果が子にかかっておる。それで自分がお陰を頂かんでも、子孫に因果の種を残さんまで刈り取っても幸せよ。そのための行よ。行したその徳を残すより他に、あんた子孫のためになるものがあるかね。何もありゃせんよ。

人間の乞食の持ち物をそのまま持たしちょいて、真人間になれなれと言うたとてなりゃせん。それで今度は衣食住を魂で決める国を作るんじゃけえ。大きな店をしておっても、いつ潰れるかわからんよ。どこで算用が違うかわからんようになってきた。それでね、倒れそうになったらひどう商売人ちゅうのは意地を張ってね、いかにも転げんように見栄とか体裁を作らんにゃお客が来んし、卸屋が貸してくれんから、それでシイラ気張りに気張っちょるのがいっぱいどこにもおるよ。そんなのが、今度倒れる時には、バサーッと一遍にいってしまう。

昔には1万円あったら3万円とか5万円とかの仕事をしよった。今度は5万円あったら1万とか2万の仕事しちょったらええ、とわしの胆は言う。それでどこが倒れるか、銀行が転げるか卸屋を転がすか、しまいには転げてしまう。あれもこれも、何にも当てにならん世の中よ。それが本当の神の胆に合うように行してゆきさえしたら、神の清水は神の子のみにまわす。人生行路が天国行きの行の道中を忘れなよ。

偉いお方になるじゃない。まだだめ、まだだめで心の掃除をしていけば、肉体持ったそのままで、天国住まいが誰でもできる、不思議な不思議な神の国が開けいきゃ、いやでも消えゆく悪魔の世界、世の自然に目を覚まし、行じておいでよ天国に。

Youtube時代・誰もが情報にアクセスできる時代

1月22日武漢市が都市封鎖された。あまりの異常事態にネットで調べていくと、Youtube武漢市民が投稿している多くの動画が見つかった。海外にいる中国人同胞に救助を求めているものが沢山あった。病院に殺到した患者、廊下や玄関に放置されている死体、発狂寸前の医者、圧倒的に不足する医療防護品など深刻なものである。このころ中国政府のネット検閲は弱く、多くの映像が日本でも見られた。コロナウィルスの解説や、RNA遺伝子変異の解説など専門家の動画もあった。中国官憲の強引な統制、団地の封鎖や移動取締の動画、また裏金を払えば誰でも裏口ルートが開くなど、面白い中国の習慣を証言したものもあり、毎日PCに釘付けになった。
一方たまに見るTVのニュースは間抜けなもので、中国の感染・被害状況を中国政府発表そのまま流していた。武漢市の死者数など1桁も2桁も違っているようだ。これをフェイクニュースというのだろう。また中国から逃れてきた人たちのネット情報に、中国政府発表統計はほとんど加工されており、嘘が至るところに混入しているという動画もあった。中央政府が目標をたてると、地方政府はその目標にあった結果を実態に関係なく報告する。そうしないと地方政府の官僚は出世できないし、左遷されてしまうから。これを裏付ける中国地方政府の指示通達などの内部文書も動画では見られた。
2月中旬頃から中国ネット検閲が厳しくなり、3月には更に強化された。病院や死体焼却場などの動画投稿をした市民は逮捕された。
病気が世界に拡散していくと、イタリア・スペイン・ドイツ・イギリスなどの市民生活・都市封鎖の様子などの動画が多数見られるようになった。現地在住の日本人が、日本にいる我々に、病気の実態と日本での対策強化を警告している親切なものが多かった。
次はニューヨークなどアメリカからのものが多くなった。
一方米中の対立激化の様子が日々Youtubeで見られた。ニューヨークで感染爆発が起き、医療防護品が大量に必要になり、大統領令まで出して、3M,GMなど米企業に製造供給するように命じた。しかしこれらの企業の工場が中国にあったため、マスクなどを入手できなかった。米中摩擦は昨年からの関税上乗せと貿易交渉などで関係悪化が始まっていたが、中国が「アメリカをコロナの海に沈める」と公言して、中国からの医薬品輸出を制限したため、トランプ政権は非常に怒った。米企業の医薬品のサプライチェーンでは90%以上が中国に関係がある実態が明らかになり大問題になった。
中国は1月初め(武漢が有名になる前)から世界中でマスク・防護服・消毒液などの医療防護品を現地の中国人ネットワーク・中国系企業などを総動員して買いあさり、中国に送っていたため、感染爆発が起きると世界各地でマスク不足などが深刻であった。日本でも、市販の医療品は勿論、地方自治体の備蓄用品、原子力関係の放射能防護服まで集めて中国に送っていた。多くは善意の支援であったが、日本の政治家でも、その後の日本での感染爆発を予想して危惧した人もいた。その後の展開は危惧どうりになった。台湾など一部の国は医療品輸出禁止をいち早く実施した。 

中国は病気の深刻さを当初から熟知しており、そのため厳重な都市封鎖・行動規制を実施した。その実情を隠し、自分が支配するWHOを使い楽観論をばらまいた。WHOは「人から人へ感染しない。入国制限すべきでない。」と言った。各国が油断している間に医療品をすべて集めた。各国へ自国民(保菌可能性あり)は旅行させた。各国が感染爆発で苦しむ時、中国の優位性が際立ったように見えた。余りに完璧だったため、これは計画的だとの疑念をもたれてしまった。

中国は体制の優位性を示す「マスク外交:医療品供給を外交に使う」を始めたが、完全にこれは裏目に出た。中国では厳しく情報統制し、リモートコントロールしているWHOも使いごまかしていたが、「新型コロナは中国武漢が発祥」というのは全世界が知っていた。さらに、一部では、中国軍の細菌兵器研究で作られたウィルスではないかとまで言われている。自分で作って、漏れたあと、武漢市民に情報統制して知らせず、それにより感染爆発が起きた。大量の保菌者を海外旅行に自由に行かせたことにより、全世界にウィルスをばらまいた。こう見ている国もアメリカ始め何カ国もある。トランプ政権の次期公約には「中国に責任を取らせる」という項目まである。中国との友好関係・貿易利害・進出企業などの考慮で、言わないだけという国も多い。   
6月に入り香港に国家安全維持法が中国政府の指示により導入されることがわかった。その内容に世界は呆れた。誰でもどこでも(香港人でも外国人でも、香港・香港外でも)反中國の言動をすれば、この法律により犯罪者になるという条項まで含まれていたからだ。
ここで中国本土では法治が、非常に恣意的であり、当局の意のままに何でもできる恐ろしい国であるという実態が明らかになってきた。さらに宗教弾圧・少数民族弾圧などの話がYoutubeで多く出てきた。
宗教弾圧は法輪功弾圧に始まる。法輪功李洪志が大古代の神霊の啓示を受けて1980年代に開いた立派な宗教である。鄧小平の宗教自由の政策のもとで大発展し、中国での信者(法輪功修練者)は一億人にまでなった。当時の支配者江沢民は、この組織が共産党の組織9000万人を超えたことから危機感を持ち、法輪功弾圧の秘密公安機関を設立して、全国的に徹底弾圧に踏み切った。教祖は1996年アメリカに移住した。この弾圧はエスカレートし、人道の罪と呼ばれるまでになったようだ。人体展という展示が日本でも各地の教育委員会の後援まで得て行われたようだが、この「標本」の出どころはどこなのかという疑問があった。法輪功関係者は、大勢の信者が大連の特別施設で殺されて標本にされた、と主張している。また臓器移植のために利用され殺されたとして欧米・カナダなどで問題になり、日本でも山田議員により最近国会で取り上げられた。
キリスト教も弾圧され、教会が破壊されたり、信者が逮捕されたり、墓地が破壊されたりした。聖書などキリスト教関連図書の出版・配布が禁止され、海外からの持ち込みも禁止されている。十字架のシンボルも小さくするよう指示があるという。
基本的に、反政府になる可能性のある組織・思想団体は危険視されている。
チベットは独自の文化・言語・民族・宗教を持つ国であったが、毛沢東によって征服された。中国は漢民族を多数移住させ、北京語教育を推進、チベット語を学校教育から排除、混血化の推進などの政策を長期に渡ってすすめ、文化・言語・民族を失わせ中国化を進めた。仏教寺院に毛沢東習近平の写真、中国国旗を掲示させ、仏教学習に共産党イデオロギーを入れるように強要して、チベット仏教を破壊しようとつとめている。仏教僧侶は抗議の焼身自殺を続けており1000人以上も死んだようだが、当局には痛くも痒くもない。
イスラム過激派のテロが中国で行われた時、イスラム教への弾圧が始まった。イスラム教徒が密集している地域はウイグルチベットなどである。ウイグルでは大規模強制収容所(300万人規模という人もいる)が作られ、思想と宗教の改造「教育」が実施されているといわれている。文化・言語・民族・宗教の独自性をなくす政策である。混血化の強要は「民族浄化」としてユーゴ紛争などでも行われた蛮行まであると告発する人もいる。イスラム教徒に豚肉を強制して食べさせ、酒を飲ませ、戒律を破らせる、漢民族との結婚を拒否する娘に不妊手術をするなど、国連人権委員会で証言する人まででてきた。
内モンゴル自治区で9月1日より、学校教育に北京語を使い、モンゴル語を禁止することが始まり、この地方は現在大揺れである。またモンゴル語の書籍が大量に廃棄された。実情はモンゴル語を消滅させる政策であるが、中国政府の巧妙なところは、実施に当たり公式文書は出さないし公式発表もしない。2ヶ国語併用政策だと嘘もつく。これで外国が批判しにくくなる。モンゴル人海外ネットワークに現地モンゴル人が真実の情報を流し、彼らがYoutubeに投稿することで我々も知ることになる。モンゴル国前大統領はモンゴル語消滅政策は文化虐殺だと欧米にメッセージを送り非難している。
これらの情報は、テレビのニュースなどではまず出てこないし、出てきても事の本質がぼかされ、そらされている。テレビ・新聞など主流メディアの存在意義を疑い、有害と考える人も増えてきた。
さらに外国工作機関によるマスコミ業界への浸透、情報操作疑惑などYoutubeでは大いに語られている。 
日本以外の各国には情報機関(対外諜報機関・国内保安機関)があり、国の安全保障の根幹であるというのが常識である。日本は無条件降伏により、占領軍から、このような組織を持つことを禁止され今に至っている。公安警察は多少の保安機関であるが、スパイ防止法がないため機能は限定されている。強国は積極的に外国世論工作を行っている。戦前の日本もそうだった。中国は年間100億ドルも使い、欧米メディア工作を行っていると主張する人もいる。ハリウッド映画界、ニューヨーク・タイムズ、ウオールストリートジャーナル、CNN,など広範囲で、日本の毎日新聞も含まれているとイギリスで報道された。国際企業は国籍の異なる社員を多く採用しているが、日本のテレビ局・新聞社もそうである。彼らが「お国のため」と考えている時、「日本」でなく「韓国」だったりする。(日本のミサイル防衛政策に関し、)韓国の了解をとっているか、と質問した東京新聞の記者さえいる。産経新聞・読売新聞など一部を除いて日本マスコミの論調には、「日本を貶めたい」「国を愛することは悪である」「政府・官僚は悪」「権力は悪」というものが多い。積極的に倒閣運動をする朝日新聞東京新聞などのグループもある。財務事務次官若い女の記者(テレビ朝日・上司の夫は朝日新聞副編集長)を近づかせ、親しくなったら録音機をもたせてこっそり録音し、倒閣運動の決め手に録音を公開する。これは報道機関がやることでなく外国諜報工作機関の日本政府に対する破壊活動である。スパイ防止法があれば当然捜査対象になるが、ないため違法とされない。最近変死したソウル市長は反日工作の中心人物で、対日工作費を多く持ち、日本の市民運動家や沖縄辺野古反対運動に投入してきたと指摘しているサイトもある。
日本マスコミに感じる「なんだかなぁ~」「なぜだろう・なぜかしら」がわかる気もする。

共産中国では「真実」は価値がなく、政権・個人の利益になるようにすべての物事を見て、解釈するのが、マルクス主義であるとされている。従い歴史的史実などには価値がなく、平気で捏造して主張する。統計数字や被災者状況なども同じである。嘘は100回つくと真実になる、という国である。日本の「嘘は悪」という文化・常識・道徳とは根本的に異なっている。日本マスコミは協定で中国公式報道をそのまま使うようになっているので、日本人は日々洗脳されている。

中国は14億人の国民と9000万人の海外中国人を持ち、広大な国土、世界第2の経済大国で、膨大な軍事費を毎年増加させ続け強力な軍事大国になっている。日本は飲み込まれないように最大の注意と対策を払い続けないといけない。そうでないとチベット族ウイグル族の二の舞になり、日本の歴史・文化・言語・組織・富をすべて破壊され、日本民族が根絶され中華民族にされることになりかねない。香港・台湾・尖閣と連鎖して対中国問題は日本の根幹に関わるし、韓国・北朝鮮もそうである。マスコミは森友・加計・桜を見る会とか枝葉末節の問題に国民の関心をわざと向けさせ、大事なことから国民の目をそらせているように見える。これは中国・韓国などの戦略の一環に見える。相手を油断させ、相手が馬鹿になることは全てに渡り好都合だから。

「天下は安定していても、戦争を忘れると必ず危険が生ずる」

中国軍の幹部が書いた21世紀の新しい戦争論「超限戦」の新戦争論はこの言葉から始まる。軍事的手段、超軍事(外交戦・インターネット戦・情報戦・心理戦・技術戦・密輸戦・威嚇戦)、非軍事(金融戦・貿易戦・資源戦・経済援助戦・法規戦・制裁戦・メディア戦・イデオロギー戦)これらを織り交ぜて、外国を屈服させ征服できる、この20年中国が実行してきたことのバックボーンとなっている本と言われている。

ロサンゼルスでの公開説法の一部

大神様紀元9年12月(昭和29年:1954年)
遠い祖国じゃあるけれど、20年の8月15日無条件降伏で、困った日本はやぶれたと嬉しい気持ちはしなかったじゃろうが、どっこ い違います。無条件降伏は無上の剣の降伏で無上の幸福が訪れた。 蛆の世界の暮の鐘の音が、神のみ国の夜明けの鐘だったのよ。
夜明けだ。夜明けだ。神の み国の夜が明けて、紀元9年の紀元節 をすませて役座ははるばる海を渡って出て来たよ。
神は宇宙に一つしかない。神行とは神に行く。宇宙に一つしかない 神に、世界の人が人種の差別も国境もなく、魂磨いて上がっていく 。宗教家は神と人との間を取り次ぐものでなくてはならない。だか ら真の宗教は絶対利他で、宗教家は人間から金や品物を取るのはウ ソ。宇宙そのもの神で人間の金や品物を取るような乞食の神はおりません。世が末になったら、雨後のたけのこのように邪教が出て来ておる。おさすりで病気を治すと云うたり、お守りで災難災害を逃れようとしても、心が光らなければ、救われはせぬ。
科学は自然のまねで、自然本物出来たなら科学の真似は春の雪、日毎夜毎に消えて行く。文明科学にあこがれな。文明科学に遅れた思 うた日本が、自然本物で立上がる。神の作戦喜べよ。
「数え歌」
一つともせえ、広いアメリカいうたとて、役座の口をみたように、 即座に人の心をえぐり出す天の無電機かかる者はあらぬじゃろう。
二つともせえ、不思議な御縁じゃないかいな。遠い祖国で雑誌や新聞に踊る神様と書き立てりゃ、踊るのが目的ぐらいに思うたろうが 、どっこい違います。宗教は己の我を捨てるものなので、正しき神 のなさるがままに行じて行けば、知らずに我がすたり無我のバカになり神に自由自在に使われる。
三つともせえ、みても醜い蛆の世界は、いかなる知者でも学者でも法律家でも、治める手だてがあったなら、役座の前に持っておいで 、何で治まろ神の国。かくまで乱れた世の末には、天が天下り天が 治めて天がとる不思議な不思議な神の国、早く心のお目々さまして聞いてお帰り、世界の名物正しき神の神教を。
四つともせえ、世の中よいようになさる神様あるものよ、とは言いながら相手が人である故に、人を使わにゃままならないで、こうして百姓の女房が人間の道を説いておることわかるなら、何ぼうバカでも、心のお目々がさめたら、役座の口はわかるはず。
五つともせえ、いつまで55才の年を重ねた白髪婆が、こうして歌うておるか。神のみ国をつくるため、お天父様がこうして使う役座の口は、ただの一度も失敗がない。早く心のお目々をさましやんせ 。人間言う名がついたなら、人間の道を目つんぶりでもスラリスラリと歩めるように、心の掃除をしておいで。
六つともせえ、むりに神行せよとは言わないが、神行とは神に行く 。己の汚れに汚れたその魂を、役座の吐き出す神の清水で洗い浄めて、宇宙絶対なる神のところまで上がって行くの。今悪魔の世界を永遠に消やさにゃならないそがために、天には無慈悲な神はないじゃろう、だまし討ちするようなバカな神様おりません。真人間にならなけりゃ生きる世界がなくなるその時に、真人間の道を説く者は 、まず己が真人間の道をふみ、己の踏んだその道を立派な証人つきで説いておるのが役座の口じゃ故、ついておいでりゃ案内しますよ天国へ。
七つともせえ、何が何でもやらにゃならない世界の平和、天なる神が天下り、始まりましたぞ神国建設の大聖業。神の招集受けた役座は、蛆虫乞食が何ぼう嫌うても相手にしない。真人間になれなれと説いてる役座のこの叫びに、心のお目々がさめたなら、ああ美わしの神の国
八つともせえ、やっておくれよ神国のために、理論や観念論じゃ行かりゃせぬ。正しい宗教と知ったなら、神行神に行く道まっしぐら 、行じてさえ行けば誰でも行かれる天国行きの近道を教えているのが役座の口よ。
九つともせえ、こうしてしゃべる役座の口は、おぼえてしゃべるじゃありません。シイラ頭をひねって説くのでもありません。何が出るやら、聞いてる皆もわかるまいが、しゃべる役座もわからない。肚の神様言うままを歌い流すこの役座、音楽楽器一つあるじゃなし 、定まった節もありません。乞食の歌手なら聞いてる者の心をかき
乱すが、しゃべる役座のこの口を、ソウカソウカと悟って己の魂が向上して行きさえすれば、知らずにつくのが神の国
十ともせえ、尊い神国じゃないかいな。難儀な時の神頼み、神様神様言うたとて、何で天の神様地獄の底まで下りて行くような神はない。助かりたかったら上がっておいで。祈らずとても神や守らんで 、人間の本文忘れずに、神行神に行く。合正の姿になりなされ、神と人との肚が正しく合うようになったなら、神人にあり人神にあり 、神と人とが共にいて地上天国に住めるのよ。蛆の世界をスタートきって神の国よりのぞいてみれば迷う乞食の哀れさよ。誠心持っていながらも、正しき指導者ないがため、日毎夜毎に乞食の世界に落ちて行く、哀れな姿みた時には涙なくしてはおられない。救うてやれよ神国のために、一人の真人間つくるのも天父への御奉公、叫べ 、叫べ、叫びさえすりゃ誠心持っておりゃわからぬはずがないと云うて叫び歩く役座じゃが、何目的で叫ぶのか、わかるお方はやっておくれよ神国のおんために。
(以下略)

参考

 


umou.hatenablog.com

 

 

 

 

 

戦争始まる?

2020年は古代中国の暦で、非常に悪い年で、人間の2分の1,3分の1に大災難が起きそうという占いまであったようだ。日本の明治維新が1868年、太平洋戦争の敗戦が1945年で維新の77年後、シナ事変が始まったのが1937年で以後日本は8年間戦争状態であった。維新から70年で泥沼になった。2020年は終戦から75年である。そろそろ何が起きてもおかしくない時期といえよう。キリストが生まれて70年(西暦70年)エレサレムが攻められ73年に滅亡。大神様により始まった紀元は今年75年である。

1・中国の大発展がアメリカの世界覇権をおびやかす。 

中国の凄さは14億人の国でありながら、全体主義共産党独裁政権により素早い意思決定・行動を取ることができ、長期戦略に基づいた一貫した政策を長年にわたり実行してきたことである。共産党は9000万人の組織で、中国全土の秀才を集めており、幹部は非常に優秀な人が多く、天才的な人物もいる。そこで計画し直ちに実行する。実に早く効率がよい。国民による自由選挙はないため政府、地方自治体で為政者が変わることはない。中央の一存ですべて決まる。日本に例えれば、内閣の大臣・国会議員・行政府高官、最高裁判事、裁判所人員・検察庁人事、軍幹部・警察幹部・日銀や大手銀行・証券幹部・各県知事・大都市市長・大手マスコミ人事など国、地方自治体、民間金融機関、大手企業(国営企業)・外交官・情報機関あらゆる幹部人事が共産党中央(習主席の意向)によって決められている。都市開発・道路建設・空港建設などで、民家や商店、団地などの立ち退きが必要になれば、対象の家に「折」という札を貼るだけで、一週間とかで当局は取り壊せる。抗議すれば、即逮捕してしまう。洪水で川の水位が危険になれば、「蓄水地区」と指定してある地域の堤防を壊して、水をそちらに流し込む。その地域に広大な農地が広がり家・店・工場もあり20万人も住んでいても、躊躇なく実行する。住民の反対・抵抗など易易と制圧できる意思と公安警察組織を持っているため、政策実行に住民の声など聞く必要はない。

コロナ感染がひどくなった地域で、団地を封鎖し、病院に行くことを恐れて自宅にこもった人に、強制的に踏み込み検温、しきい値を超えていれば強制連行。場合によっては、入口を溶接して閉じ込めてしまう。感染防止という社会防衛は強固でも、「人権」というものがない世界である。

IT技術が大発展していて、それを国民監視システムに利用している。各人のスマホには個人識別コードが入っており、店で買物する時、列車のキップを買う時、遊園地に入場する時、自宅のある団地に出入りする時、預金口座を開く時など、すべての生活の場面で提示が必要になる。国が個人の財布の中身、買い物リストまでもビッグデータに入れている。個人コードには健康状態コードもひもつけられており、感染地区の住民になると、警戒色になり、数日以内にPCR検査を受け、陰性にならないと、緑にならず、従い外出もできなくなる。

街頭には監視カメラが溢れており、AIによる画像識別システム、個人の顔データベースと連動している。家を一歩出れば、個人の行動はすべて、公安警察に筒抜けになる。コロナで天津のデパートでクラスターが起きた時、その店を訪れた客3万人をすべて特定できたそうだ。自分の行動履歴を忘れた容疑者に、警察がシステム管理に問合せ、詳しくその日時には誰とあっていたと指摘した話もある。各人のDNAコードも男性ならビッグデータに入れて、家系まで国が監視できるようにしようという動きもあるようだ。反抗者がでれば、一族殲滅という古代の事件が各国にあったが、ITを使えば「隠し子」まで炙り出せる。

各人には国が定めた基準の信用コードが振られており、反政府の言動をした人間など信用スコアが低いと、長距離列車・飛行機のキップも買えなくしている。海外に出ている中国人(9000万人)も定期的に「報告」が義務付けられているようで、誰とあった、何を話したなどを報告、真面目にやると、信用スコアがあがり、サボると下るといわれている。

情報コントロールが徹底していて、政府がテレビ・新聞・雑誌・各種出版物・映画をすべて支配し、政府の方針にあった情報しか国民に知らせない。知らされる情報も内容も政府方針に沿って改竄されたものであることが多い。発表数字に嘘が多い。参照:高橋洋一「中国GDPの大嘘」。インターネットも検閲されていて、AIにより、不都合な記事はすぐに削除され、投稿者は警察に注意される。海外サイトへはグレートファイアウォールにより、自由に接続できず、海外からの記事・ニュースは遮断されている。剣(軍事力と公安警察)とペン(情報・宣伝・思想教育などのプロパガンダ)で治めるというのが毛沢東の方針で、今も貫徹されている。国民のあらゆる不満反抗は、完璧に封じ込める体制である。チベット仏教・文化の破壊に抗議して1000人ものチベット僧侶が焼身自殺をしているそうだが、政府にとっては何ということもない。この情報コントロールの手は海外にも伸びている。宣伝省は消費税のような文化税を課して集めた膨大な予算を、対外情報工作費として使い、海外有力マスコミ・知識人・映画界などへの影響力拡大に使ってきていると言われている。日本のマスコミの中国ニュース報道は、無批判に中国政府発表情報を垂れ流すだけで、海外から中国国営メディアのようと言われているようだ。  

サムソンは大発展したが、その過程で日本企業の技術者の協力があったことは有名である。日本の先端技術の中心的技術者を、アルバイトに講演に来てもらい、一回に謝礼を1000万円も出す、というようなシステムで、技術ノウハウを教えてもらい、自社の優秀な技術者チームに同じテーマで試作させ、わからないところを指導してもらう。その技術開発には何百億円、何千億円という費用と長い研究・実験・失敗経験が必要であるが、数人、何十人の個人に3000万円、一億円と渡すだけで、素早く技術を入手できる。

中国は大々的にこのモデルを全世界に対し、あらゆる分野においてこの20年実行してきたと言われている。千人計画・海亀計画である。ウミガメを放流すると大きくなって戻ってくる。世界の超一流の研究者・技術者を高額の報酬で買収し、中国の技術開発に協力させる。協力者はスタンフォード大学の有名物理学者、ハーバード大医学部学長など千人でなく万人もいるらしい。中国の技術は爆発的に向上し、一部の分野ではアメリカを凌ぎ、アメリカの軍事優位を脅かすまでになってきた。これに危機感を持ったトランプ政権は、ファーウェイ制裁を始めた。千人計画は科学の分野にとどまらず、経済・政治・教育の分野にも広がり、アメリカの投資ファンド運営者、マスコミ企業にも影響し、中国に資金を呼び込ませたり、世論誘導で中国が有利になるようにも使われて来ているらしい。

中国の貿易黒字は毎年数千億ドルにも達し、この金を使って一帯一路という「中国圏」の構築を始め、東南アジア諸国は勿論、パキスタン、イラン、ギリシャ・イタリア、アフリカ諸国、南米にまで広がってきた。プロジェクト予算規模でみると4兆ドル、ロシア、サウジアラビア、イギリス、マレーシアなどの事業規模が大きいそうだ。これに対しトランプ政権は2019年から対抗し始め、関税により中国の貿易黒字を減らそうとした。中国は米中貿易交渉によって、これを解決しかけたが、そこでコロナ問題が起きた。

コロナが武漢市で発生・流行を始めた頃、この病気のことは中国市民には秘密にされ、それを口にした医療関係者は公安警察の警告を受けた。なぜ秘密にされたかは、憶測であるが、中国軍が関係した生物兵器が漏洩したからからではないかという見方もある。参照:河添恵子習近平が隠蔽したコロナの正体」。また香港からアメリカに亡命したコロナ専門家、閻麗夢博士が同じ証言を始めたり、フランスのノーベル賞学者モンタニエ教授が「このコロナは、SARSHIVのSタンパク遺伝子を組み込んで作られた人工ウィルスである」というニューデリー大学の論文は正しいとフランスTVで証言したりしている。

これが全世界に蔓延し、経済封鎖により全世界が経済危機に直面している。アメリカでは毎日千人もの死者が出ている。この病気の初期、医療用マスクをアメリカが手配しようと、3M社に命令した所、工場が中国にあるため、マスクは現地でも必要なため、輸出許可がなかなかおりず、米政府はマスクを入手できなかった。アメリカが中国に敵意をいだき始めた。またサプライチェーンを中国に集中させている危険性を各国政府が思い知った。サプライチェーンが中国に集中したのは、中国政府の長期に渡る強力な政策誘導があったためである。工場用地の提供・課税免除・従業員のストライキ禁止と取締、産業廃棄物の基準の弱さ、安価な原材料・電気料金など中国立地工場の価格競争力を格段に強めることで、各国企業も中国以外での生産を諦めるように誘導してきた。

次に「香港問題」が起きた。習近平政権の旗印は「中華民族の復興」である。参照:矢板明夫「習近平」、石平「習近平と中国」。

香港はアヘン戦争でイギリス支配になり、23年前主権は中国に返還されたが、実質は一国2制度により西側経済に入っている。中国にとっても経済メリットが大きいので続けてきたが、習主席は中国統治の波乱要因と見て、経済より政治原則を優先、完全組み込みを行った。「国家安全保安法」の導入実施である。

ここにいたり、アメリカ・イギリスを中心に、中国は政治原則「マルクス主義」を全世界に広め、自身はその頂点に立ち支配しようとしている国、習近平は本物のマルクス主義者で毛沢東を理想とし、スターリンの再来であるという認識が広がり、今中国と対抗しないと、自由民主の国々は、やがて共産主義中国の支配を受けてしまう、という危機感が高まった。(バノン演説・ポンペイオ演説)ヒットラーの台頭に英米が感じた危機感と似ている。宗教を教義として否定したマルクス主義、それに基づき宗教弾圧をしている中共という強権個人独裁国に対する違和感が持ち上り、対立が先鋭化してきた。

香港の次は台湾である。この2,3ヶ月台湾への中国軍機の領空侵犯は頻発している。栗戦書という習近平側近の実力者は、台湾へ軍事行使すると脅している。また尖閣諸島は日本の領土であり、昔は鰹節工場まであった。しかし中国は今になって自国領と主張し、あわよくば沖縄まで取ろうとしている。基本的に領土とは強い国が弱い国から奪うもので、神様が定めた国境などないという、立場である。これは人類の昔からの共通の考え方で、戦前の日本もそうだった。世界の各国が国防・軍に膨大な努力を毎年注いでいるのは、他国からの侵略の恐れが消えないためである。戦後日本の事なかれ平和主義が、いつ破綻するのか、11月アメリカ大統領選挙、安倍首相の後継首相が誰になるのか、多くの識者がハラハラしている状況である。

中国・インド国境紛争は再燃し、インドは大量の兵器をロシアに発注、中国に全力で身構えている。ネパールは中国に領土を奪われた。中東での戦争は各地でずっと続いており、中国・イラン協定によりイスラエルアメリカの対中姿勢は悪化している。

保有国同士は本気で戦争しない。すれば全面破滅しかないため。この戦後の常識がこの頃怪しくなってきたのかもしれない。今、どこで戦争が起きても不思議でない状況になってきた。


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