大神様の井戸掘り

天声238号浜村義馬さんの記事

神の湯(風呂屋

紀元9年台風があった時、(山口県)大畠・大島間の送電線の鉄塔が倒れ、高潮が押し寄せて、どの家の井戸にも潮が入りました。私の家の井戸は小高い上に、井戸側に板を立てバラスなどを積んで潮を防ぎました。それで飲水に困った人が「水を分けてくれ」と言われると、私達は誰にも差し上げるのが真心と思って気前よく上げました。

人々はヤカンやバケツを持ってわんさと押しかけ、平生風呂に入りに来ない人まで夜昼の別なく、手押しポンプでガッタン、ガッタン汲んで、3晩目はやかましくて眠れませんでした。そのうち一人も来なくなったので、どうしたのかと調べてみると、井戸水は塩辛くなっていました。

風呂が炊けなくなったので、家内はアメリカ巡教中の大神様に「台風で大変な被害でございます」とご報告申し上げました。大神様はご随行の崎山さんに「浜村は真心のない奴に神の清水を横流しした罰じゃ。じゃが肚の神は、”名妙法連結経で何でも解決つくという不思議な神の国、と説かしちょるじゃないか。2週間ほど祈っちゃれ”と言う」と仰って、夜中でも大きな声でお祈りされまして、

アメリカまで来て井戸掘りまでせにゃならんとは忙しいことじゃ。浜村に”毎晩1時間ほど祈れ”と手紙を出せ」とおっしゃったそうで、そのお手紙を頂いた私達は、大神様のお祈りくださる午前1時に起きてお祈りさせていただきました。

すると2週間後に水が、ガラリと変わりました。

後でお聞きすると、大神様は「どこに井戸を掘り変えさせようか」と思われたそうですが、肚の神は、「それは自我じゃいや」と仰って、名妙法連結経のお祈りばかりさせられたということでした。大神様は「水の道を変えた」とおっしゃりましたが、それまでは8月になると、よく井戸に潮水がさしたり、涸れたりしましたのに、以来一度もそうしたことがなくなりました。

「昔弘法大師が錫杖を立てた所から水が出たとか、温泉が湧いたとか言うが、おれは弘法や一休、二休とは違う。神経痛でもマン経痛でも治ってしまうよ。それから風呂場では死人を出さんけいのう。」と大神様は帰国後言われた。

大神様アメリカ便り(天声14号P26) 崎山了知

紀元9年11月27日(ロサンゼルス)

お昼まで神教を説かれて帰られますと、日本からの手紙が沢山届いておりましたが、中にもある同志の方の井戸水が台風のため塩水になっていたのが、だいぶ良くなりましたと書いてありまして、神力の偉大さに驚きました。

かねてから塩水になって、風呂に来るお客が三分の1に減ったと言っておられたのですが、肚の神が「井戸を掘り変えねばだめだ」と仰せになられたので、「それならどこを掘ったらよいだろうか」と聞かれると、「どこを掘っても塩水が出る」と言われ、遠くに掘って引いても大変だがと思っておられると、「2週間ほど祈ってやれ」と言われたそうで、毎日祈り続けられ、神眼で見せられるのに井戸の底の周りを、名妙法連結経名妙法連結経で合正の手でついて回り、だんだん中から水が吹き上げてき出すと、その手で底の中をお祈りでつかれるのだそうです。初めはこうしてどうなるかわからないと、おっしゃておられましたが、日が経つに連れてとうとう水が変わって来出したわけです。アメリカにおられて、日本の井戸掘りをせられたわけで、最初から幾日もこの行を見せていただいた私としましては、本当に不思議であり、有難くて仕方ありません。

初め大神様はご冗談のように、近頃は井戸掘りもやらんにゃならんし、忙しいことじゃ、仰せになっていたことを記憶しております。またその同志には大神様が「今まで水に感謝する心もなく、粗末に使っていた」と言われ、ここの同志の人にも「お前達も水に感謝して大切につかわねばならない」とお諭しくだされ、いつも思いながらつい慣れてしまって無駄に使い感謝のない私どもを反省して、その罪の恐ろしさに冷汗をかきました。

大神様が井戸の水質を変えられた奇跡は何例もあり、山口千鶴子さんの井戸は金気があったのが洋裁学校に使われるようになると、真水に変わった。

室積の大西さんで水を飲まれたら、その井戸が、それまで塩が入っていたのが以降真水になった。

umou.hatenablog.com