奇跡の証言

大神様は普通の人間でなく神様であられたが、それを示すために数多くの奇跡を現された。それを現実に体験した人は、それをきっかけにして真剣に大神様についていく肚を作った例が多い。ある同志は次のように話した。
私共はこの神教に入らせていただき色々と奇跡を見せていただき、また体験さしていただきました。もしも世俗の世界におりましたならば、もはや今生きてはいなかったでしょうし、現在のように楽しい人生を味わさしていただくことは出来なかったでしょう。数々の体験のうち1つを話します。
紀元6年9月、当時妊娠していた私は、7ヶ月で早期破水しました。その上胎児は横位で、破水4日目に手だけ先に出て後がどうしても出ません。苦しみは言語に絶し、家族一同これが最後と思い、ひたすらお祈りと反省懺悔を続け、父はご本部の大神様の許に急いだのでした。父が家を出発して2時間くらいして、医学的には、赤子をバラバラに切断しないかぎり出ないとされているのに、すんなり出てくれました。赤子は死産でしたが、母体は産後も大丈夫で、大きな試練をのりこえさせていただいたのでした。本部で父は大神様に申し上げると「もう大方出ておるいや。安心して今日のご慰安日をすまして帰れ」と言われたのでした。後日お参りした私は「あれだけ奇跡を見せてやった上は、今度こそ、実行実行でいけ」と仰せくださいました。こうしたことにより、神行心の少ない主人も神教に救われたのでした。色々あの手、この手でお導き下さる大いなるお慈悲に深く感謝申し上げます。
牛のお産で似た例は他にもある。紀元4年9月26日、日積村で公開討論会が大神様・共産党社会党の代表者を迎えて行われた。それに先立ち神様は面白い前宣伝をされた。7月早朝某同志の牛がやかましく鳴き、見ると尻から提灯のような物が出ていた。博労を呼んでも、20年牛を見てきたが、こんなものは見たことがないと言われた。ご本部に行き大神様にお伺いすると、「おお、あれは3日したら楽に子が生まれるいや」と言われた。翌日片足の先だけがのぞいた。隣近所の人は「これは逆子で、もう死んでいる。早く獣医に出してもらわないと親牛まで死んでしまう」と言った。3日目も変わらず片足が出ているだけで、牛が心配になり、神様を信じる肚を崩し、隣村の獣医を迎えにいこうと自転車で飛び出した。ところが途中の坂にかかると何故か自転車が上がらない。そこで自転車を降りて一生懸命お祈りをすると、頭がスッキリしたので、また乗ると自転車は逆方向を向いていた。これは獣医に行くなという神心だと気づき結局自宅に戻り、家族と隣の同志に来てもらい、牛小屋でお祈りを始めた。大勢の人が集まって成り行きを見ていた。牛は寝そべり草を食べながら、するすると自然出産した。子牛は死産であったが、親牛は大丈夫であった。お祈りの力を人々に示された事件であった。
人は科学常識を超えて考えられないと、霊界とその主である神を認識することはできない。結核患者から結核菌が分離でき、それを培養すると増殖する。結核菌は生き物である証拠である。それを人に接種すると結核を発症する。つまり結核とは結核菌感染により引き起こされた病気である。これが典型的な科学常識であり、医学者であった義人氏(若神様)の復員直後の考えであった。大神様は多くの奇跡を見せられ、科学・医学で絶対不可能な現象が現実にあることを示され、結核も不成仏の霊が憑いて引き起こされ、その霊を成仏させれば治ることを見せられた。九大卒の臨床内科医、同志佐藤豊士(自身も結核になり、大神様により結核から救われた体験を持つ)は「結核菌は毒素を産生してマクロファージなどの白血球を殺し、病気が発現する。霊を成仏させると、結核菌が毒素を出さなくなり、自分の免疫系により治癒する」と書いている。病気(結核など)は霊界に原因があり、その原因の結果として現実世界で病気がそれに相当する理由(結核菌感染など)により発現する。
最近の脳科学の主要トピックの一つは記憶である。記憶で面白いのが、カタリナ・エンメリックの事例である。彼女は19世紀の初めにキリストにまつわる生々しい時空を超えた目撃証言を行ないそれが本になった。その中にキリストの処刑直前の話がある。ヨハネによる福音書 19.26−27イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に「女の方。そこに、あなたの息子がいます。」と言われた。それからその弟子に「そこに、あなたの母がいます。」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。
この結果ヨハネがマリアを自分の母として引取り、トルコのエフェソに移り住んだ。エンメリックはこの住居に至る風景と場所を書いており、後年フランスの司祭が書かれた場所を調査して住居の遺跡を発見した。今は有名な観光スポットになっていて私も行ったことがある。
神教の同志にも同じような体験をしている人が何人もいる。入教前、ある人は何日も鮮明な一連の夢を見続け、その夢のとうりの風景の場所があり、それに導かれて法華経のお寺を建てている。入教前に大神様の住居付近の風景やご家族を霊力で見た人は何人もいた。
この科学常識を否定することなく、科学常識を包含して越えるには次元概念が重要であろう。4次元世界のルールともっと高次の次元の世界のルールとの関係であろう。