魔法瓶

岸のおっさんが「インドへ行くのは水を持って行かれたがええ」とうちの子供に言うたので水を持って行って、インドじゃあそれを飲まんと、ロスパラマス(カナリア諸島)は便所行って手も洗わん、魚こしらえたように臭い。お茶でも魚臭うて飲む気にならん。その時にその水筒の水をようお祈りせちゃあ飲んで。
「これ見い。本当の魔法瓶じゃろうがや」と言う。水筒に水が湧いたよ。ずーと。おもしろい世界があるん。「われは宇宙の絶対神に使われてから、不思議じゃない。神の国は美妙な世界」
本当に美しい妙な世界よ。本当の魔法の瓶になった。
これは紀元20年6月8日の世界巡教中のアメリカでのご説法の一部である。この世界巡教でヨーロッパからアフリカに行く途中カナリア諸島のラスパラマスでのことで、水筒から飲んでも飲んでも水が湧いたという奇跡のことを話された。
(天声137号巡教だより:お供の崎山了知氏よりの報告:ページ25より)もうひとつ不思議なことがあります。アフリカの水はよくありません。大神様は日本からお持ちになった小さい魔法瓶にはいった水をお飲みになっておられます。ところが、「お祈りしちゃ飲んだら、いくらでも水がある。肚は本当の魔法瓶いいよる」とおおせになります。飲んでも飲んでも不思議に魔法瓶の中に水があるとおっしゃるのです。
この記事は紀元20年3月17日ナイジェリア オニチャに行かれた日の記事。ラスパルマス到着は3月8日。ここから奇跡は10日以上続いているようだ。
大神様は物を大切に使い、無駄使いを戒められたが、水についても同じであった。大神様は10年以上に渡り水筒に残った水も捨てずに、常に継ぎ足すようにお供の女性に指示されていた。
「水くらいと思いなさんな。ある婆さんは医者も手を切って、はあもてんちゅう時に息子がここに水を貰いに来た。サイダーびんに一杯汲んで往んだのに、半分飲まん間にけろっと元気になったちゅう。それでお礼参りに来た時、皆があそこで洗濯するのを見て、”まあもったいないことをせて、わたしはサイダーびんに一杯もろうたのを半分飲まん間にこうして元気にせてもろうたのに”言いよった」とご説法されたことがある。
この本部の水も貴重であるが、輪を掛けて貴重な水があった。大神様のお息のかかった水筒の飲み残しの水は”霊薬”そのもので、それをいただけた何人もが奇跡的に救われている。山田ウォーレン氏はひどい喘息が直ぐに治ったし、同様の体験を天声に書いている国内同志もいる。危篤で母乳さえ吸い付こうとしなかった赤児が、このお水を一口飲んでから快方に向かい全快。そのお水で炊いたおにぎりを食べて腹膜炎だった人が完治し、翌日は畑仕事をした。医者も見放した重症の結核であった少女は、毎日少しずつ飲ましてもらい命をとりとめ、結局全快、今は3児の母、この種の奇跡を体験した同志は多数いる。大神様ご昇天後に残った水は旧道場5号室前の南側井戸に入れられたそうだ。
(注)食べれる物を無造作に良く捨てていると、癌の原因になると教えられたこともある。霊界で捨てられた食べ物の恨みが集積するためらしい。一物たりとも天父のもの。お米一粒といえども、分子生物学の知識のある者から見れば、自然の驚異そのもの。小魚一匹も同じ。人間が逆立ちしても合成できないものである。こう見れば、簡単には捨てられない。大きな自然物質代謝循環の中で生かされている自分という自覚も出てくる。それが謙虚さを生む。
(注)物でも霊があり、物の役目・目的が果たされると成仏し、果たされないと成仏できない。物を活かして感謝して使うのが同志の大切な心構えとされる。人間でも他人に自分の大切にしてきた物を与えた所、もらった人が大切に使っていれば、またやろうと思う。粗末にしていれば、もう2度と彼にはやるまいと思う。神様も同じと大神様は言われた。物や金・生物・人を粗末に扱っていると、貧乏になったり、病気の原因になったりするようだ。感謝の大切な理由でもある。感謝をしていると福運が来る。
(注)戦後徳山市役所前にほったて小屋をつくり住んでいた人がいた。公共水道を使い、使った後栓を閉めず水が出っぱなしになっていた。気づいた他人が栓を閉めていた。ある日大神様が水の出っぱなしを見られて怒られた。その後2月ぐらいして、その人はフグで中毒死。いなくなった。
参考:世界ご巡教の行程
2013年12月11日 霊界に届くお祈り
http://d.hatena.ne.jp/Newshirogarasu/20131211/