天照皇大神宮教の記念日

天照皇大神宮教で大切な記念日は、元旦(1月1日)、紀元節(2 月9日)、ご説法開始記念日(7月22日)、宇宙絶対神降臨記念日(8月12日)、感謝報恩の日(12月28日)である。これらの日には記念式典が行われる。
①元旦は教祖大神様ご生誕の日(1900年1月1日)である。紀元1年1月1日(1946年)から式典は毎年行われてきた。大神様海外ご巡教中には、10年はガーデナ(ロサンゼルス近郊)、1 1年はホノルル、20年はインド・ハイデラバードで行われた。  
紀元節は大神様の出現により紀元(人類の時代)が変わった日で ある。キリストにより西暦という人類の暦が定められたのと同じで ある。新約聖書ユダヤ人がパレスチナから連れ去られることを予言した所があり、彼らが戻るのは新しい時代(異邦人の時が終わる)になってからと書かれている。(ルカによる福音書:21章21-23)大神様の紀元は1946年2月9日からとなっており、イスラエル建国は1948年である。つまり新約聖書の予言は実現された。大神様は第2次世界戦争の末期である1945年2月11日、日本国紀元節の日に地元の小学校に 行き、今年の紀元節は最後の紀元節(来年から紀元が変わる)と叫んで回った。軍国主義一辺倒の当時としては、すぐに逮捕されかねない「危険発言」であった。
紀元節式典は紀元5年2月9日(1950年)から始まった。マッ カーサー占領下の敗戦国日本では「紀元節式典」は軍国主義復活とみなされタブー視されていた筈だ。朝鮮戦争が始まり(1950年 6月25日)占領軍の対日政策が転換される前であるのは、驚異であろう。大神様海外ご巡教の紀元9年は出発直前の2月7日に繰り上げられた。海外ご巡教中、10年はサンフランシスコ、11年はハワイ からの帰国途上の汽船クリーブランド号船中、16年はパルアルト(サンフランシスコ近郊)、20年は西ベルリンで行われた。
③ご説法開始記念日式典は紀元1年7月22日(1946年)からは毎年行われてきた。大神様海外ご巡教中には、7年カワイ島、9年シカゴ、10年ロサンゼルス、16年はホノルルで行われた。
終戦直前の1945年6月21日愛国婦人会の席で次回開催が北村 サヨ宅(大神様宅)と決まり、各所に招待状が送られ、7月22日 サヨ宅で50-60人ほどが集まりサヨ様のお話を聞いた。後年肚の神様は、あれが説法開始であったとされた。紀元15年のご説法 開始記念日には同志6000名による田布施町大行進が行われた。
④宇宙絶対神降臨記念日式典は紀元3年8月12日から始まった。終戦直前の1945年8月12日午前0時肚の神様は天照皇大神であることを明らかにし、サヨ様は成道し大神様になられた。大神様 海外ご巡教中には、7年ハワイ島ヒロ、9年ワシントン、10年ロ サンゼルス、16年はマウイ島ラハイナで行われた。
⑤大神様は紀元22年12月28日昇天された。この記念日が感謝報恩の日式典であり、紀元23年から毎年行われている。

(参考)記念日式典での大神様ご説法掲載天声号数

元旦式典 紀元9年から紀元22年まで

697 673 745 733 709 577 661 769 589 565 721 欠 637 757

 

紀元節式典 紀元8年から紀元22年まで

172 686 194 698 518 710 242 734 771 638 602 614 欠 494 650

 

ご説法開始記念日式典 紀元9年から紀元22年まで

667 751 715 655 691 283 703 235 607 776 727 679 739 164

 

宇宙絶対神降臨記念日式典 紀元9年から紀元22年まで

 722 752&753 716 212 284 668 704 欠 692 765 728 740 320 488

これらの記念日ご説法はテープに録音され保存されていたため、後年天声に掲載された。大神様が紀元7年ハワイに布教された時、最新鋭の録音機を買われ日本に持ち帰られた。そこで紀元8年から録音テープが残っているのだろう。紀元9年-11年のアメリカ巡教でも高性能録音機を現地で買われ、録音テープを日本に送られた。アメリカ・ハワイ同志は自分の録音機を持ち込み、大神様(宇宙絶対神)の肉声を録音した。紀元16年のハワイ・アメリカ巡教では8月12日はラハイナにみえたが、ここは神教が根付いたばかりで同志は少なく、夕方ラハイナ公園で式典が行われた。そこで録音は残されていない。紀元19年-20年の世界巡教では、多数の国を巡り、入国出国手続き、国内事情、電力供給の不安定、など過酷な国々も多い状況で、録音機の携帯・使用が不可能であり、アメリカ・ハワイ以外では録音はされていないようだ。