不思議な2020年

 

2020年は東京オリンピックで盛り上がるはずだった。天照皇大神宮教の年配の同志の人のなかには、2,3年以前から東京オリンピック が開催されないのではないかと、言っていた人が何人もいた。大神様が1964年(紀元19年)の東京五輪の時、「これが東京でやる最後 」と言われたという話が伝わっていたためである。私は神様のご宣託なら、大地震でも起きて中止になるかもしれないと思っていた。
1月22日武漢市封鎖が突然発表され、新型コロナウィルスの流行が明らかとなった。新聞・テレビなどの既存マスコミでは報じられない、 武漢市内の惨状・中国都市部での異常な統制・封鎖の実態がYoutubeの動画で多数見られた。これを見ていれば、ウィルスに知識のある人なら 、世界的パンデミックになるのは容易に想像できた。また中国当局の徹底した対策ぶりから、このウィルスのSARS相当といわれる危険性も想像できた。

2月16日頃から中国当局はこの種の動画投稿を厳しく検閲、投稿者の逮捕弾圧をして、情報が国内外にもれないように手を打った。これ以降情報封鎖は厳しくなる一方で中国の情報は乏しくなった。
その後の展開は予想のようになってきている。日本が今までのところ、外国に比較して、軽く済んでいるのは全くの幸運といえよう。しかし コロナは全世界に広がり、変異を繰り返し、感染力がより強くなってきている。もはや来年の東京オリンピックなど夢の話になるだろう。
感染防止対策として、都市封鎖、外出禁止、自粛など人の移動制限が取られた結果、需要が減少し、多くの店・企業が倒産に直面している。
観光・航空・飲食をはじめ、自動車製造・販売など多くの産業が前年比90%減、80%減、70%減など信じられないほどの減収に見舞われた。多くの国で、1930年頃の世界恐慌に匹敵するGDPの減少、つまり大不況にこれから突入すると予想されている。アメリカの失業率2 0%、中国20%ー30%など深刻な事態がもうすぐ現実化するだろう。多くの企業の倒産、金融危機が、何も手を打たなければ連鎖するだ ろう。
1930年頃の世界恐慌に最も効果的な政策を実施したのは、日本であったらしい。高橋洋一先生が、この辺の経済理論を詳しく解説した本 や動画を公表している。彼がプリンストン大学に留学したとき、後にFRB議長として名声を博したバーナンキ先生に学んだが、バーナンキは世 界恐慌の研究で、当時の日本の財政金融政策を高く評価しており、これを指揮した高橋是清を研究していた。
高橋是清は非常に立派な大人物である。「高橋是清自伝」、「高橋是清随想録」がある。彼の自伝が発行されたのが昭和11年2月9日。当時大蔵大 臣82歳であった。その17日後226事件により、陸軍過激派のクーデターにより射殺された。随想録は昭和11年3月26日印刷29日 発行である。是清自伝を読むと、幕末の武士道、「自分より国家を常に優先する」を実践していた明治の偉人がいたことがよく分かる。「や っておくれよ、神国のために」と神様がいわれる、「国のためにやる人」とはどんなことかが、自伝を読むとよくわかる。是清こそ、生涯実 践した人物であったから。
2020年は、あれよあれよという間に大事件が続発している。展開が早い。
1・新型コロナの発生と武漢での大流行
2・ヨーロッパ・中東・アメリカ・南米など世界各地で大流行、死者も5%ー15%も出ている。流行状況のサイト
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
https://www.worldometers.info/coronavirus/
3・世界恐慌の縁にいる。
4・中国共産党政権の危険性にアメリカが目覚め、対抗処置を取り出した。ビッグデータ、AI,監視カメラ、スマホ認証などを総合した中国の国民監視システムの凄さに世界が驚嘆した。製造2025などの技術進歩の速さに、危機感を持った。
5・香港があっという間に中国に編入された。今後大変動が起こるのは確実。
6・中国による軍事行動が多方面で懸念されている。
7・世界的な異常気象。中国水害、シベリア38度Cなど。干ばつ、水害、バッタなどの害虫大発生
8・11月3日のアメリカ大統領選挙により世界は大きく変わり、日本も大きな影響をうける。
などなど、Youtubeをチェックすれば、日々の重要情報が多く見つかる。
お祈りの大切な時である。

参照:

umomou.hatenablog.c

umou.hatenablog.com